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赤と黒が格子になった、“バッファローチェック”は永遠なのか?

11/18(月) 6:06配信

Pen Online

 黒と赤というコントラストが強い色で構成されたチェックを「バッファローチェック」と言います。アメリカならば「バッファロープレイド」と呼ばれているチェック柄です。森林などでハンターたちが誤射しないように考えられた柄だそうで、1970~80年代からはアメカジを代表する柄としてよくシャツやアウターなどに使われていました。

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 昨年、息子がこの柄を使ったクルーネックタイプのTシャツを買って帰った時には、「こんな柄、今、若い人が着るんだ?」と驚いたものでしたが、今年はさらにこの柄が流行しているそうで、ダウンウエアやアウターなどでこの柄を見ます。ファッションの歴史はいつも繰り返されるのですね。

 これはアメリカのシアトルで19世紀に創業された「フィルソン」がつくったジャケットで、「フィルソン」では「マッキノークルーザー」と呼ばれるモデルです。

 このジャケットを購入したのは、41年前。初めて行ったアメリカ・カルフォルニア州バークレーにあった「R.E.I.コープ」で買いました。実は友人のために買い求めたものです。その頃はまだ誰もが簡単に海外旅行に行くような時代ではなく、せっかくアメリカに行くのだからと、服好きの友人たちからいろいろなものを頼まれて、自分のもの以上に必死に探しました。

 数年前に「もうさすがに息子も着ないので処分する」と友人から言われ、それならば私が欲しいとお願いし、私の手元に渡ってきました。

 さすがに襟のタグなどはヨレていますが、十分着られます。41年前のものとは思えないほどです。織りネームの中央に「100% VIRGIN WOOL」と入っていますが、これはウール100%、しかもオレゴンで採られた原毛から織られた素材で、23オンスもあります。41年前に購入した時にはゴワゴワとしていましたが、逆に今の方が着やすいくらい。

「どうせ持つならば最上のものを」。これが創業者が残した言葉だそうで、親から子に伝えるような堅牢な商品づくりが特徴です。数年前、とある人にインタビューしたときに、19世紀、「フィルソン」が生まれた米西海岸のシアトルはゴールドラッシュに沸く、アラスカへの玄館口になっていたそうで、それでこうした堅牢な服やブランドが多く生まれたそうです。この堅牢さ、本物らしい佇まいは敬意を評したいくらい。

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最終更新:11/18(月) 6:06
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