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【Jユース杯】G大阪ユースは名古屋U-18に敗れて準優勝~好守連発もPK献上を悔やむGK駒井幸弘「キーパーとして与えてはいけなかった」

11/18(月) 8:34配信

ベースボール・マガジン社WEB

 11月17日、福岡県北九州市のミクニワールドスタジアム北九州で行なわれた2019Jユースカップ(第27回Jリーグユース選手権大会)決勝。大会最多優勝回数を誇るG大阪ユースは5度目の頂点を狙ったものの、名古屋U-18に4失点を喫し、準優勝に終わった。

4失点を喫するも、駒井は最後までG大阪ユースのゴールを守り続けた(写真◎サッカーマガジン)

■2019年11月17日 2019Jユースカップ決勝(ミクニワールドスタジアム北九州)
G大阪ユース 0-4 名古屋U-18
得点者:(名)榊原杏太、村上千歩、牛澤健、松本皐誠

「一番後ろの僕が下を向いていたら、チームも下を向いてしまう」

 G大阪ユースの守護神にとって、悔やんでも悔やみきれない場面だった。GK駒井幸弘は、ドリブルを仕掛けてきた名古屋U-18のMF榊原杏太を止めようと果敢に飛び出したものの、ボールを狙って出した左足は榊原の右足と交錯してしまい、PKを宣告するホイッスルの音を聞いた。

「相手のドリブルが一瞬大きくなったところで、一度(阻止しに)行こうと思ったのですが、相手の間合いのときに行ってしまった。それで、ちょっと遅れて対応してしまい、足で(阻止しに)行ってしまったという感じです」

 榊原への対応が後手に回ってしまった。その後のPKでも、ジャンプした方向とは逆を突かれ、ゴールネットを揺らされた。

「(止める気持ちは)強かったんですけれど、冷静ではなかったかなと思います。僕としては1点目のPKを取らせたくなかったし、後ろのキーパーとして与えてはいけなかった。PKになったとしても、それを止めるべきだったと思います」

 駒井は、勝負を分ける先制点を献上したことに、悔しさをにじませた。

 ただ、失点の直後に訪れたピンチでは、ゴールマウスを死守した。PKからわずか1分後、名古屋U-18のDF石田凌太郎と榊原に、立て続けに強烈なシュートを浴びるも、鋭い反応でストップした。最後方の砦として、あるべき姿をピッチ上で示した。

「結構、すんなりと自分の中では切り替えられていたと思います。決勝という舞台で、一番後ろの僕が下を向いていたら、チームも下を向いてしまう。(PKの失点は)僕のミスではありますけれど、みんなには(残念な思いが)分からないように振る舞っていこうかなと思って、ずっと上を向いてやっていました」

 結果的に、その後も3失点を喫し、スコア上では大敗に終わった。それでも、駒井とG大阪ユースの戦いはまだ終わらない。高校生活最後のタイトルを目指し、高円宮杯プレミアリーグへと気持ちを切り替える。

「このチームでやれるのもあと少し。それを噛み締めながら、今はプレーしているので、このチームでタイトルを取りたい思いが強いです。これからの一戦一戦が本当に大事になってくるので、負けないこと、勝ち切ることを課題にして、しっかり(高円宮杯プレミアリーグWEST首位の)名古屋にリベンジして、最高の形でプレミアWESTを優勝し、チャンピオンシップに行きたいです」

 失意の守護神は北九州で味わった悔しさを胸に、次の栄光へ向かって再出発した。

取材◎小林康幸

サッカーマガジン編集部

最終更新:11/18(月) 8:34
ベースボール・マガジン社WEB

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