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『ターミネーター:ニュー・フェイト』、人類のために戦い続けるサラ・コナー。【女性を鼓舞する映画】

11/18(月) 20:51配信

VOGUE JAPAN

男性優位社会のハリウッドも変革の時を迎え、女性をエンパワメントする作品が増えている。アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンの再共演が話題の最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』も、実は女性たちが真の主役だ。

『ターミネーター2』(91)の続編として、28年ぶりにリンダ・ハミルトンとアーノルド・シュワルツェネッガーが揃って出演した『ターミネーター:ニュー・フェイト』。『デッドプール』(16)のティム・ミラー監督のもと、シュワルツェネッガーがクレジットのトップをリンダに譲った本作は、彼女が演じるサラ・コナーと新登場の女性キャラクター2人の活躍が印象的に描かれている。

2042年の未来から送り込まれてきた強化型スーパーソルジャー、グレースを演じるのは、『ブレードランナー2049』(17)や『オデッセイ』(15)など話題作への出演が続くマッケンジー・デイヴィス。数年前に初めて『ターミネーター』シリーズを見て、リンダの大ファンになっていたマッケンジーにとって、憧れの先輩との共演が早くも実現したのだ。

スクリーン・テストで初めて対面した時に握手しようと手を差し出したら、「兵士は背を伸ばして! 肩を張って!」と早速指導が入ったという。その瞬間から絆が生まれ、撮影前のトレーニングも切磋琢磨しあった。リンダは彼女の才能に惚れ込み、「マック」と親しみを込めて呼んでいる。

一方、メキシコシティでごく普通の生活を送っている中、ある日突然、最新型ターミネーター「REV-9」の標的となった女性、ダニーを演じるのはコロンビア出身のナタリア・レイエスだ。彼女はスクリーン・テストで赴いたオフィスの前で偶然リンダと遭遇し、「あなた素敵ね」とフレンドリーに声をかけられたのがきっかけ。その時はリンダの出演は知らされておらず、プロデューサーの1人だと勘違いしたそう。そのリンダとミラー監督は、ナタリアがオーディションを終えて部屋を出た直後に採用を即決した。

3人のキャラクターの詳しい関係性や物語の展開は、映画を見て確かめてもらうとして、とにかく魅力的なのが彼女たちが力を合わせて敵と戦い、窮地になれば助け合う対等な関係として描かれていること。伝説のシリーズを継承しつつ、ストーリーの中にマイノリティの存在や数々の社会問題を反映させた意欲作の主役というべき3人は、 “強い女性”というわかりやすいイメージを超えた、人としての強さを打ち出している。

最終更新:11/18(月) 20:51
VOGUE JAPAN

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