フィギュアスケートの米国東部地区選手権は16日(日本時間17日)、女子フリーが行われ、14年ソチ五輪団体銅メダリストの元全米女王グレイシー・ゴールドが109.90点、合計173.45点で3位に入り、3年ぶりに全米選手権の出場資格を満たした。摂食障害、うつ病などと闘いながらカムバックを果たし、試合後は歓喜の様子を自身のインスタグラムに公開。ファンから祝福が相次いでいたが、母国の五輪女王ら先輩、後輩スケーターからも歓喜の声が届いている。
【画像】こんなゴールドが見たかった! 「あなたはアメージング」と母国五輪女王らも感激…試合後に投稿した“歓喜の銅メダルショット”の実際の写真
米フィギュア界で一時代を築いた女王が復活の第一歩だ。この日行われた大会で3位に入ったゴールド。これにより、全米選手権出場の資格を満たした。試合後、自身のインスタグラムでは「銅メダル:この秋はとてもホット」とつづり、喜びの様子を公開した。
鮮やかなブルーの衣装姿のまま胸に銅メダルを提げたゴールド。髪をアップにした表情には満面の笑みが浮かび、コーチらと肩を組み、喜びを分かち合っている。投稿には「とても幸せそう。その笑顔が大好き」「素晴らしいカムバック物語だ」などと歓喜のコメントが相次いでいたが、米国のスケーターも反応している。
ソチ五輪のアイスダンスを制したメリル・デイヴィス、今年の四大陸選手権でアイスダンスを制したマディソン・チョックはハートの絵文字付きで祝福。ジュニア選手のララ・アナンジアータも「あなたはアメージングでした、おめでとうございます」と祝福のメッセージを書き込んだ。
全米選手権を2度制し、14年ソチ五輪団体で銅メダル獲得に貢献したゴールドは17-18年シーズンからうつ病、不安障害、摂食障害のために戦線を離れた。昨年のグランプリ(GP)シリーズのロシア杯で復帰したものの、ショートプログラム(SP)のみでフリーは棄権。年明けには米メディアのインタビューでうつ病による自殺願望とも闘っていたことを明かしていた。
懸命なリハビリで戻ってきたリンクで復活の第一歩をしるしたゴールド。全米選手権は6位だった16年大会以来、実に3年ぶりとなる。無事に出場できれば、米国のトップ選手が集まる舞台でどんな演技を見せてくれるのか。世界のフィギュアファンにとっても楽しみな大会となりそうだ。
THE ANSWER編集部
最終更新:11/18(月) 18:12
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