ここから本文です

マルタン・マルジェラのドキュメンタリー映画が公開 本人が語ったこととは?

11/18(月) 18:00配信

WWD JAPAN.com

マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)本人を題材にしたドキュメンタリー映画、「Martin Margiela in His Own Words」のプレミア上映が11月8日に「ニューヨーク・ドキュメンタリー映画祭」で行われた。監督のライナー・ホルツェマー(Reiner Holzemer)は、17年に公開された映画「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(Dries)」でも監督を務めている。

【画像】マルタン・マルジェラのドキュメンタリー映画が公開 本人が語ったこととは?

およそ90分の映画ではマルジェラのファッションの軌跡が描かれており、本人の回想を中心に、多くの関係者へのインタビューも収録されている。マルジェラは自身の顔をはっきり写さないことを条件に作品に協力したため、劇中で話をする際に本人と分かるような撮影は行われていない。

マルジェラは映画の冒頭で「セレブリティーにはなりたくない。一般人と同じようであるためにも、私にとって公の場に姿を現さないことは非常に重要だ。マルタン・マルジェラの名は、私の顔ではなく私の作品とリンクしていてほしい」と、素性を明かさない方針を語っている。映画ではマルジェラの子ども時代にも軽く触れられており、ドレスメーカーだった祖母のことを「人生で最も重要な人物」だと明かしている。

取材陣に対して話をしないことで有名だったマルジェラは、公の場に姿を見せることもなければファッション以外でセルフブランディングもしなかった。カメラを避け、自身が手掛けるショーであっても挨拶に立つことはなかった。

最後まで創造性に溢れ、新たな方向へと活動を展開する気概のあったマルジェラだが、「いくら新鮮なエネルギーに満ち溢れた新しい方向へ向かったとしても、ファッション業界には長らくの間、とても不快な何かが存在していた。私の場合、ショーが開催された同日のうちにインターネットにも対応しなければならなくなった頃にそう感じるようになった」と、ファッションの組織や体制に対する不快感を率直に述べながら、悲しみをあらわにしている。

1/2ページ

最終更新:11/19(火) 6:35
WWD JAPAN.com

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事