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山口俊がポスティング制度行使! FA戦線は最終局面へ

11/19(火) 10:01配信

週刊ベースボールONLINE

国内の移籍戦線が最終局面を迎え始め、海外移籍が少しずつ本格化している。プレミア12の陰で動いた移籍戦線を整理する。
情報は11月18日現在

日米の距離を近づけた“平成の産物” ポスティングシステム

世界一翌日の会見

 プレミア12で世界一を決めた翌日の11月18日、都内ホテルで会見が開かれ、前夜の先発でもあった巨人・山口俊が、ポスティングシステムによりメジャー移籍を目指すことを表明した。もともとメジャーへのあこがれは強く、DeNA時代にもポスティングを希望したことがあった山口は、2016年オフにFAで巨人へ移籍する際、時期は確定しないが、ポスティング制度を行使する約束を取り付けていたという。

 巨人は過去、FAでのメジャー挑戦は松井秀喜、上原浩治などの例があるが、ポスティングシステムは一度も行使しておらず、これが初。ただ、「門出を祝すということで来ました」と会見に同席した原辰徳監督は「戦力としては当然欠かせない。だが、話を聞くと、夢挑戦、これだけだった。この夢、挑戦、これは立ち入ることができないことです」と笑顔で話していた。

 打者ではナショナルズの世界一に貢献した好打の外野手、ジェラルド・パーラ獲得に動いているとも言われるが、今季15勝4敗の先発右腕の流出は、もともと先発不足のチームにはかなり痛いはず。楽天・美馬学の獲得にも失敗し、菅野智之のコンディションも万全とは言えない中、満面の笑顔の原監督には、さらなる秘策があるのだろうか。

 海外挑戦組では、12月初旬のウインター・ミーティングを見据え、すでに11月15日、DeNA・筒香嘉智がポスティング申請を終了。ブルージェイズ、レイズ、マーリンズなど10球団が興味を示す人気となっている。理由の1つは同じ左打者、エンゼルス・大谷翔平の成功がある。日本人のホームランバッターはメジャーでは通用しない、という定説を壊し、筒香の追い風となっている。また、代理人のジョエル・ウルフ氏が筒香の売り込みに使っているのが、「サードも守れる」ということ。現在のメジャーのデータ野球の中では、職人的な守備の選手より、複数を守れるマルチなタイプが尊重される傾向にはなっているのは確かだ。

 ただ、逆に海を渡る究極の守備職人にも注目が集まる。広島の菊池涼介だ。プレミア12では離脱もあったが、セカンドのベストナインに選ばれ、自らの力で背中を押した。17年WBCでは“NINJA”と言われた守備をメジャーが注目。時代が変わっているからこそ、あの変幻自在の守備が、メジャーの常識を覆す可能性もある。ここぞの場面の泥くさい右打ちも戦力となるはずだ。ブルージェイズ、インディアンスなどが興味を示していると言われる。

 海外FAの西武・秋山翔吾にとっては故障離脱で悔しいプレミア12になったが、カブス、ダイヤモンドバックスが注目しているとも伝えられる。

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最終更新:11/20(水) 13:34
週刊ベースボールONLINE

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