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中日・阿知羅拓馬 初勝利から見えた課題/区切りのシーズンを終えて

11/19(火) 12:02配信

週刊ベースボールONLINE

 ゴールデンウイーク中の5月5日だった。プロ6年目の阿知羅拓馬がようやくスポットライトを浴びた。ナゴヤドームのヤクルト戦。5回を3安打2失点の力投で、プロ初勝利を手にする。過去5年間で17試合に登板し一度も勝てなかったが、ついに白星が舞い込んだ。いや、引き寄せた。

 結局は7試合の登板で挙げた白星は、先の1勝のみ。ただ、この1勝は阿知羅に前を向かせるものとなった。「去年は1度も一軍に上がれなかった。だから、秋に目標と聞かれても、答えるのに困っていました。今年はしっかりとやること、目標が見えています。振り返る材料がある」と言う。

 一軍の舞台で打たれて感じることがある。勝てなくて、足りないものが何か分かる。「追い込まれてから粘られたり、インコースの質だったり、ツーシームみたいな球も必要と思う」。それらが見えた課題だ。だから、秋季キャンプでは、真っすぐの質を高め、左打者にとっては逃げる球、右打者には内角に食い込んでくるボールにも取り組んでいる。

「シュートでもツーシームでもシンカーでもないんですよね。その3つの複合系みたいな」。みやざきフェニックス・リーグで試投し、今も練習中である。

 来季は先発ローテーション定着を目指す。「ステップを一つずつ上がっているかな。本当はガンッと上がらないといけないんですけど」。満足はしていない。ただ、長身右腕にとっては転機となるシーズンだったと言える。

写真=BBM

週刊ベースボール

最終更新:11/19(火) 12:02
週刊ベースボールONLINE

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