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ビジネスの基本と言われている「報連相」「CC文化」が招く弊害 その理由とは

11/19(火) 6:03配信

サライ.jp

「報連相(報告・連絡・相談)」や「CC(Carbon Copy:カーボンコピー、同報メール)」はビジネスの基本と言われている。だが、リーダーシップとマネジメントに悩む、すべてのビジネスパーソンのためのノウハウサイト「識学式リーダーシップ塾」では、弊害もあるという。その理由を見てみよう。

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多人数でのプロジェクト進行、「報連相」の弊害がマネジメントを悩ませる理由とその解決法

あなたが率いる、若者の多いチームでのプロジェクト。

成功すれば彼らの喜びや自信になるでしょうし、結果に関係なく、その過程は成長の一助になるでしょう。

しかし、難航することもあります。

そうなると問われるのは、「関わる部下の主体性」です。

この時、マネジメントが一人ずつに「答え」を示すのが、実は必ずしも良いとは限りません。

「抱え込む」上司は見ていてキツイ

世の中には、「ややこしい事態を、全部自分で抱えこむ」タイプの上司がいます。

「デキる」人に多く、結局「任せて面倒になるより、自分がやった方が早い」と考えがちなのだと思います。

近年は人員に余裕がなく、日々の業務に追われてしまっているために、なかなか「教える」余裕がない、という実情もあるかもしれません。

しかし、一人で抱え込んでしまうと、部下が育たないのはもちろんですが、部下からすると「何を考えているのかわからない」となってしまいます。

また、ビジネスパーソンが「部下に伸ばして欲しい」と思う能力は、「当事者意識」が最も多いという調査結果もあります[1]。


上司が全てを抱え込む組織では、この「当事者意識」も育ちにくくなるでしょう。

アメリカ空軍式「インバスケット」の考え方

ここで、複数人を率いる上司の思考実験として「インバスケット思考」というものがあります。

元は1950年にアメリカ空軍で導入されたもので、インバスケットとは「未処理箱」の意味です。

たくさんの案件が詰まった箱を、制限時間内にどれだけ処理していくかの訓練です。

課題の一例として、こんなシチュエーションがあります。

架空の企業で、多くの後輩たちを率いる架空のプロジェクトの進行中、あなたは、直接手を出すことができない状態にあります。

あなたができるのは、受け取ったメールから状況を判断し、遠隔で指示をすることだけです。

しかし、この「メール」が曲者です。

後輩たちからのメールは、自分の困りごとをバラバラに伝えてくる「CCメール」がほとんどです。中には、「Aさんと話しところ、こうでした。Bさんどう思いますか?」というメールがCさんから来たり、と、会話の途中である原文を送りつけてくるだけのものもあります。

やり方もバラバラ、といった状況です。

そして、「今日中に相手先に返事をしなければならない」案件が入っていたり。

こんなメールが10通も20通も溜まっている中、まず何から始めるか、どの順序で、最終的にどんな方向でプロジェクトを進めるか、を書き出さなければなりません。

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最終更新:11/19(火) 6:03
サライ.jp

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