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【東京2020】クライマー女王、野口啓代の東京オリンピックまでの挑戦

11/19(火) 21:00配信

ウィメンズヘルス

天才少女として、ユース時代から数々のコンペティションタイトルを獲得し、日本人初のボルダリングワールドカップチャンピオンに。クライミング・ワールドカップ・オーバーオールでは初代女子チャンピオンになるなど、デビューから現在に至るまで華々しい成績を残してきた野口啓代選手。今年30歳を迎え、誰よりも先に、オリンピック初の新競技”スポーツクライミング”の代表チケットを手に入れた。

【東京2020】新種目・スポーツクライミングの女子選手をチェック!

2016年、オリンピックが東京で行われることが決まった年、野口選手は、“引退”を考えていた

「その年は、ワールドカップの年間チャンピオンになった次の年で、足を故障してしまった時期でした。元々、故障するタイプではなかったので、思うように体を動かせなかったのが辛くて。チャンピオンになった結果、次への大きな目標が見つけられないままでいたので、もう大会は引退してもいいかな、って思っていた頃でした。その矢先に東京でオリンピックが開催されることが決まり、しかもクライミングが新種目になるだなんて、夢のような話が舞い込んできたんです。だから、あと4年、頑張ろうって。オリンピックを目標にしました」

スポーツクライミングは、これからまだ成長できる競技だって確信していた

当時、オリンピックの招致活動にも関わっていた野口選手だからこそ、クライミングが新種目になれるという手ごたえを感じていたそう。

「スポーツクライミングは、選手も、観客も若い世代が集まるスポーツ。そこが、オリンピックという大きな枠で考えた時の目的にマッチしていたんだと思います。また、クライミングは対人競技ではないので、やればやるほど、工夫すればするほど上にいけるのが面白いところ。さらに、登る課題は無数にあるので“強くなる”ことに限界がない。そんなスポーツってなかなかないですから、年齢男女問わず多くの人が夢中になれる。誰もが楽しめるというところも“オリンピックらしさ”があったのかもしれません」

今でもクライミングに対して、“ファン”な気持ちを持ち続けている

約20年という長いキャリアを持った彼女は、今もなお、クライミングに夢中になっている。しかし、競技者として、常に結果を残さなければならない緊張感、いつ引きずりおろされるか予想がつかないというプレッシャーから、日々をどう鍛錬しているのだろう?

「私の場合は、小学生のころから、大会に出続けて、大会に向けてその都度モチベーションをあげてやっています。大会までのスケジュールを逆算して、そこに向けてトレーニング内容を決めて、大会が終われば、その経験値を生かして、少しずつトレーニングを修正していって、経験した分だけ強くなっていく流れです。その繰り返しでここまできました。だから、プレッシャー云々というよりは、私にとって、目標を失ってしまうということが、致命的な問題になるかもしれません」

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最終更新:11/19(火) 21:00
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