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【柔道】グランドスラム大阪 開幕直前クローズアップ 女子48kg級・古賀若菜

11/19(火) 17:25配信

ベースボール・マガジン社WEB

2019年シーズン注目の大会の1つ、グランドスラム大阪(11月22~24日/丸善インテックアリーナ大阪)の開幕が目前に迫ってきた。来年の東京五輪代表争いも、いよいよ佳境に近づきつつあり、その座に最も近いところに位置する選手たちが優勝争いを牽引すると思われるが、伸び盛りの若手の躍動からも目が離せない。ここでは、その中で特に有望な選手をクローズアップ。まずは女子48kg級のホープ、古賀若菜(南筑高校3年)を紹介する。

グランドスラム大阪 欠場選手

小学生から日本一を獲り続けてきた“天才肌”の高校3年生

「背負い投げが一番得意で、ひたすら
技を掛けまくっていた」小学生時代
 身長154cm、体重48kgの小柄な体をフルに生かし、どんな相手に対しても臆することなく、闘志をたぎらせて次々とスピーディーに技を繰り出す。その勇ましい柔道スタイルとは裏腹に、素顔の古賀若菜は実に純朴な、一人の女子高生だ。本人曰く「普段は日本一には見えないって、よく言われます」

 南筑高校出身で今年の東京世界選手権金メダリストの素根輝(環太平洋大1年)の1学年後輩にあたる古賀。「素根さんのことは県内の小学生の強化選手の頃から知っていて、中学(田主丸中)も一緒。ずっと追いかけてきました」と、女子超級の東京五輪代表を明確に視野に入れる先輩に敬意を抱く。

 その2人に共通するキーワードは、ずばり“負けず嫌い”。「その点では、小学生の頃が一番やばかったかも(笑)。例えば試合で、相手の男子が場外に出て先に畳に戻ろうとしたとき、その後ろに向かっていったり。今はだいぶ落ち着いていますけど」という古賀。芯の部分の不変さは自他ともに認めるところではないだろうか。

 5人きょうだいの2番目の彼女が柔道を始めたのは4歳のとき。「兄の通っている道場についていっているうちに自分もやりたくなって、親に頼みました。父は選手ではなかったのですが、私が始めたことをきっかけに、黒帯を取ることに。自分が実際に教えられないといけない、と思ったんでしょうね」と振り返る。その後、至極自然な流れで3人の弟たちも柔道を始めていき、久留米の古賀家は正真正銘の柔道一家となっていった。

 通い始めた道場――高武館の稽古は内容が濃く、「きつかった」という。それでも幼少の頃から生粋の負けず嫌いだった古賀は、同級生の体の大きな子をライバル視し、道場内でAチーム入りを競っていた。「大きな相手とかなり稽古をしていたので、きつかったんだと思います」というが、そうして着実に積み重ねた鍛錬が、まさに飛ぶ鳥落とす勢いの足取りにつながっていった。

 5年時の全国小学生学年別大会40kg級で優勝すると、翌年の同大会では45kg級を制覇。順風満帆のキャリアが本格的にスタートした。「5年生のときはめっちゃ緊張してたんですけど、稽古をしっかりやってきたという自信があったので勝てた。背負い投げが一番得意で、試合ではひたすら技を掛けまくっていた記憶があります」

 濃密な稽古で得た自信を揺るがさず、不安な気持ちを一切排除して戦い抜く。そのスタイルもまた、中学・高校の5シーズンを一緒に過ごしてきた素根の雄姿に重なる部分が大きい。

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最終更新:11/19(火) 17:25
ベースボール・マガジン社WEB

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