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実家に帰ると亡き父の愛車がない…養女4人は「相続放棄」の謎

11/19(火) 9:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

誰でも一度は経験するであろう相続。しかし、「争続」の言葉が表すように、相続に関連したトラブルは尽きない。なかには、生前の対策によっては避けられたであろうトラブルも多く、相続を見越した行動が求められる。本記事では、行政書士事務所に寄せられた相談事例を紹介する。

後妻の子供から「父親が亡くなった」と連絡が

依頼者は日光市の女性で、仕事帰りのファミレスで待ち合わせしてご相談のうえ、依頼をお受けしました。一度別の弁護士に依頼して途中キャンセルしたことがあり、今回が再依頼とのことでした。

●被相続人:父親

●相続人:依頼者(二女)、他長女、養女4人

●対象遺産:土地、建物(ご実家)、預貯金、保険等

依頼者は、被相続人の前妻の子供にあたる方でした。被相続人は、依頼者の母親と離婚されたのちに再婚し、後妻の子供4人を養女にされました。その後、後妻が亡くなり、次に被相続人が亡くなったため、前妻の子供である依頼者に養女の1人から電話で相続のご連絡があり、初めて相続の発生を知ったとのことでした。

聞くと、養女4人は家庭裁判所で相続放棄をなさった旨の連絡があったとのことで、本来であれば、共同相続人外になるため関係ありません。しかしこのケースでは、単純に関係がないでは見過ごせない問題がいくつかありました。

依頼者の父親は、事故で身体に障がいがあり、労災等もあったため高級外車などを所有していたそうです。しかし相続発生の連絡を受けて彼女が久しぶりに実家に行くと、この車がなくなっており、養女の誰かが処分したものと思われました。電話があったのみで、養女4人の現住所はまったくわからない状態です。そのうえ、被相続人の預貯金等、遺産が何があるのかも全然わからない状況でした。

そこで、これらの問題を解決したいと思い、東京のある弁護士事務所に、遺産調査等及び相続手続きを依頼したそうです。しかし、その弁護士の遺産調査の報告書があまりに簡素で信用ができず、依頼をキャンセルし、筆者の事務所へ再依頼をされたという経緯がありました。

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最終更新:11/19(火) 9:00
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