ここから本文です

子を「稼げる人間」にしたいとき、英語教育は「必須」ではない

11/19(火) 10:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

貧富の差がますます激しくなる日本。子どもが将来稼げる人になって欲しいというのは、親にとって切なる願いともいえます。そのためには、ただ闇雲に勉強させるのではなく、「北極星(=将来のビジョン)」を見据えて教育をする必要があります。そこで本連載では、公認会計士林總事務所・林總氏の著書『年収1000万円 「稼げる子」の育て方』(文響社)より一部を抜粋し、学歴だけにとらわれずに、令和時代を生きぬく子どもの育て方を解説します。

英語はあくまでも「コミュニケーションのための道具」

もし、子育てをやり直せるなら、何をするか。子どもを育てあげた親であれば、こんな妄想をすることがあるのではないでしょうか。わが家の場合は、「できることなら、英語力を身につけさせたかった」という後悔があります。くもんで簡単な英単語に触れさせ、その後も英語に関心が向くよう働きかけたこともありましたが、残念ながら4人とも無関心だったため、泣く泣くあきらめました。

強くすすめなかったのは、自分の仕事を通じて「稼ぐために、英語は必ずしも絶対条件ではない」と思ったからです。

ある半導体製造メーカーのコンサルティングをしていたとき、2年ほどフィリピンと日本を行ったり来たりしたことがあります。フィリピンの工場に入れる複雑な原価計算システムを設計し、作り上げていくためです。フィリピンのエンジニアとの共同作業でしたが、言葉が違うにもかかわらず、作業はいたってスムーズでした。

私は多少は英語が話せますが、彼らは日本語がまったく話せません。しかし、問題は言語ではなく、会計と生産管理の専門用語がいかに理解できるかということでした(その証拠に、日本語ペラペラの通訳はビジネス上なんの役にも立ちませんでした)。たとえ日本語が話せる者同士でも、専門分野に疎ければ、トンチンカンな話しかできません。重要なのは互いの専門性であり、言語ではなかったのです。

英語はあくまで道具です。「読み・書き・そろばん」や教養のように、人間の土台を左右するものではありません。家庭の北極星に合致すれば習わせる、そうでなければ習わせなくてもよいと思います。本連載の目的である「稼げる人間」を育てるために、英語は特に必須ではないというのが私の考えです。

1/2ページ

最終更新:11/19(火) 10:00
幻冬舎ゴールドオンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ