ここから本文です

「桜を見る会」炎上、「菊を見る会」に飛び火必至

11/19(火) 6:00配信

JBpress

 「桜を見る会」の炎上が全く収まりません。このまま進むと「サクラ散る、残念」となりかねない勢いです。

 前稿に私は仕切り直しを明記しましたが、第1次安倍晋三政権などで閣僚も務めた舛添要一さんが「推薦枠なんて初耳(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58265)」と明記しておられるのは、注目に値すると思います。

 戦後日本が主権を回復して以来、「68年の伝統」などではない。それどころか21世紀に入った当初、最初の安倍政権でも、そんなことはなかった。

 一強と言われる安定政権が続き、ついに桂太郎政権を超えて日本近代史上、最長となってしまった。

 そうした中、2010年代の数年の間に発生した変質であることが問わず語りだからこそ最も強く主張されているのが分かります。

 また、これも2010年代の現象なのでしょう「サクラを見る会前夜祭」なる「一連の行事」についても、破綻が誰の目にも明らかになっているように思います。

 数年間の間に参加者は急増し1000人に迫る勢いになったが、一貫して参加費用は5000円のまま、と報じられています。

 仮に850人の参加者から5000円ずつ徴収すると425万円で、これをそのままホテル・ニューオータニに支払ったとしても、「鶴の間」の借料900万円の半分に到達しません。

 実際には寿司やローストビーフ、アルコールなど各種ドリンクの饗応があるので、帳尻が合っていないのは、子供だって分かります。

 東京地検OBの弁護士、郷原信郎さんは、首相が証拠を示さずに口頭で述べたように、安倍事務所がホテル名義の領収書を渡していたとしたら、それ自体が大問題(https://blogos.com/article/417854/)であることを、検察官の目で隠れなく平易に解説しています。

 ポイントとしては、何がどう転んでも公職選挙法第199条の2「公職の候補者等の寄附の禁止」ならびに政治資金収支報告書への不記載ないし虚偽記入の政治資金規正法違反の成立は、まずもって避けがたいこと。

 またその立証は「ホテル名義の領収書」類のチェックがなされた時点で、検察として取る態度が確定するであろうことが、簡潔に解説されています。

 真偽のほどは知りませんが、セキュリティチェックなしで入ってきた「国家の功労者」の中に、サクラ吹雪の絵が背中に入ったような灰色紳士が混ざっており、有力閣僚と記念写真撮影、などという話すらネット上では目にしました。

 本当にヤクザが混ざっていたかどうかは、内閣府・内閣官房から提出される可能性のある「招待者名簿」をつぶさに当たれば、一目瞭然となるはずです。

 もし代議士推薦枠としてノーチェックで内閣府から招待状が発送された中に反社会勢力などが紛れ込んでいた経緯が白日のもとにさらされるなら、ただごとでは済まないかと思います。

 すでに「磁気治療器?」の悪徳商法で多額の預託金を返還しないまま倒産、捜査が続いている「ジャパンライフ」の広告に、元会長宛てに届いた「桜を見る会」の招待状が掲載され、広告塔として利用されていた、といった報道もなされています。

 野党合同の追求チーム~追及本部による各省庁へのヒアリングを通じて、文科省など他の省庁からの「桜を見る会」への推薦は「栄典対象」などの扱いで、名簿は10年クラスの保存文書の扱いであるのに対して、内閣官房の「招待者名簿」だけは、個人情報として直ちに廃棄されている、とする矛盾も明らかになってきました。

 「桜を見る会」は本来、県知事であっても全員が毎年呼ばれるようなものではなかった。

 それ以上の国家への功労者が招待される大変に栄誉のあることで、文化勲章、文化功労者、各種勲章の叙勲にも比肩する「国家としての栄誉」なこと、「桜の誉れ」であったはずでした。

 どうしたことかキャバクラ嬢が招待されたらしいとか、誰かと名刺交換したら招待状が来たとか、背中にサクラ吹雪の絵が描かれている人が紛れ込んでいるのでは、といった噂が出回るような話ではありません。

1/4ページ

最終更新:11/19(火) 13:35
JBpress

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事