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ソフトバンクのドラフト2位と3位が対決!来季の共闘へ意欲/明治神宮大会

11/20(水) 11:03配信

週刊ベースボールONLINE

  大学生のドラフト指名選手の試合が見られるのも、明治神宮大会の醍醐味である。

 第50回記念明治神宮大会には、4人がドラフト指名を受けた慶大など、何人もの“プロの卵”を擁する大学が出場した。第2日目の第4試合は、ソフトバンクのドラフト2位・海野隆司(4年・関西高)擁する東海大と、同3位の津森宥紀(4年・和歌山東高)擁する東北福祉大がぶつかった。

 海野は四番・捕手で先発出場。津森はベンチでリリーフ待機となった。試合は初回から乱打戦の様相。互いに取って取られてのシーソーゲームの中、津森は8対8、同点の7回裏からマウンドに上がった。7、8回を完璧に抑えた津森だったが、9回裏一死、味方の失策で一死二塁としてしまう。そこで、ついに“ソフトバンク対決”だ。打席に向かう前、東海大・安藤強監督に肩をたたかれた海野は、津森との対戦を前に思わず歯を見せた。

 2人の戦いは、まさに直球勝負。海野は、津森が投じた8球目を弾き返したが、打球は力なくサード方向へ。平凡なゴロかと思いきや、サードからの送球を捕球したファーストの足が、ベースから離れていた。

 その後、二死満塁として串畑勇誠(3年・広陵高)。打球は、津森へのピッチャーゴロ。ピンチを脱したかと思いきや、津森の送球は逸れ、またファーストの足が離れてしまった。三塁走者がホームへかえり、東海大がサヨナラで乱打戦を制した。

 津森は試合後、「(敗戦でも)泣けなかったです。こんなもんじゃないと思っていたので」と言いつつ、海野との対戦を振り返ってこう話した。「絶対抑えてやると思ってました。(打席では)絶対に粘ってくる。しぶとい打者だと思っていたので。(昨年はともに大学日本代表で)お互いに知っているのあるので、楽しみではありました」。そして「1年目から2人でチームを引っ張りたいですね」と言って時折笑顔を見せた。

 海野は「対戦はあるだろうなと思っていましたが、あんな場面(一死二塁のチャンス)で回ってくるとは思っていませんでした。(昨年の大学)代表でバッテリーを組んでいたので、よく球が暴れる投手だなとは思っていました。気持ちよく投げさせたらすごいボールを投げると思います」と、すでに津森をリードする未来は見えている様子。津森が海野に投じた8球のうち、7球がストレートだったが「真っすぐで来るなと思っていました。理由ですか? なんとなくです。もともとそういうヤツなんで」と、よく知っているとばかりに笑った。

 学生最後のシーズンの、真剣勝負。ライバルから仲間となり、今後はともに戦っていく。

文=依田真衣子 写真=矢野寿明

週刊ベースボール

最終更新:11/20(水) 22:11
週刊ベースボールONLINE

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