ここから本文です

だから鉄道はおもしろい!秩父鉄道「夜行急行」ツアー

11/20(水) 23:00配信

ハルメクWEB

YASCORN 鉄道食べすぎひとり旅・特別編後編

大の鉄道好きなアラフィフマンガ家・文筆家のYASCORN(やすこーん)さんが、食を堪能する鉄道旅の楽しさをご紹介します。今回は秩父鉄道の「夜行急行ツアー」を乗車レポート。漂う郷愁、そして鉄道好きにはたまらない特別な瞬間がいっぱいです。

スタート地点に一度戻り、一大ショーを見る!

秩父鉄道での「夜行列車の旅」が、特別に再現されると聞きつけ、参加した「あの時の感動をふたたび 重連電機・12系客車夜行急行の旅」ツアー。2時間半弱の移動距離を、7時間半かけて走ります。夜通し飲み食いできるように万全の準備をして、夜10時に熊谷駅を出発。ノスタルジックな雰囲気を味わえる車内で、ひとり宴会を始めてから、2時間が過ぎました――。
0時17分。
一人飲みしながら車窓を眺めると、見たことがある風景が現れました。そう、スタート地点の熊谷駅です。2時間前にここを出発したのですが、再び戻ってきたわけです。
2度目の熊谷駅では客車を牽引している電気機関車を入れ替えます。これは鉄道ファンにとっては一大ショーです。全員降りて、カメラを持って待機しています。
列車編成の一番前と一番後ろに1台ずつ付けられていた電気機関車ですが、後ろにあったものを前に持って行き、2重に付けます。つまり重連、ツアー名にあった「重連電機」です。
「あの時の感動をふたたび 重連電機・12系客車夜行急行の旅」というツアー名の表すところが、ご理解いただけたかと思います。

参加者は、夜行急行を懐かしむご年配の方が多いのかと思いましたが、年令層はかなり幅広く、女性の姿も。ほとんどがご夫婦だったり、鉄道趣味の彼に連れられてきた女性でしたが、私と同年代の女性一人客も見かけました。
今回のような旅行会社が企画するツアーなら、むしろ女性一人参加でも安全に楽しめるので、おすすめです。

車内販売もあります。飲みすぎに注意!

0時32分、入れ替えを終えて列車が走り始めると、「ただいまより減光いたします」という車内放送が入りました。「この放送をもちまして、特別な場合を除き、明朝5時15分頃まで放送を一時休止いたします。ごゆっくりとお休みくださいませ」というアナウンスとともに、車内がフッと少し暗くなります。
そうそう、夜行列車では、深夜帯は寝やすいように車内の照明の光を落としていました。
車内が暗くなると、ガラス窓を通した外の景色はむしろ見やすくなります。私はこれ幸い、とばかりに車窓を眺めながら、2次会を始めました。


減光の中で車内販売が始まりました。今回特別に日本酒やワイン、ウィスキー、お土産やグッズなども販売されています。

お酒はこちらも売るほどありますが、せっかくなので車内販売のお酒も購入。前日に発売したばかりだという赤ワイン「2018秩父ルージュ」と、「純米大吟醸・秩父錦」を1杯ずついただいてみました。
買ったお酒をちびちび飲んでいると、1時13分寄居駅に到着。ここで5分ほど停車します。改札から外には出られませんが、ホームに一瞬降りることはできたので、自分の席を外から見てみました。

これはひどい。
他の席と比べると、飲み散らかし具合がわかります。いや、それだけくつろいで楽しんでいる証拠です……たぶん。

1/3ページ

最終更新:11/25(月) 19:00
ハルメクWEB

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事