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Thinking Dogsインタビュー(後編) 「バンドとしての遊び心を出した“挑戦”の曲になった」

11/20(水) 17:00配信

ザテレビジョン

11月15日(金)より全国にて公開される映画「恐怖人形」。差出人不明の招待状によりキャンプ場に集められた男女が、怨念を吸い取り巨大化する謎の日本人形に襲われる姿を描いたホラー作品で、日向坂46・小坂菜緒が初主演を務めることでも話題となっている。

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今回、映画の主題歌を務めたロックバンド・Thinking Dogsにインタビューを敢行。後編では、先日リリースされた楽曲の制作の裏側や、全員が作詞や作曲を務める彼らの作風の違いなどについて語ってもらった。

■ カップリング曲も意欲作!

――11月6日にリリースされた「SPIRAL」には、カップリングとして2曲収録されていますが、それぞれの楽曲についても教えてください。

わちゅ~:2曲目の「光」はバラードになっているんですけど、僕らはフリーライブをする時にアコースティック形態でやることが多くて。ただ、それをメインにした曲って実は今までなかったので、そのムードを出すために、JunさんのアコギをバックにTSUBASAがオンリーで歌うっていうことに、今回新しく挑戦しました。この曲の歌詞は大輝が書いてくれて。

大輝:テーマとしては、みんな誰しも生きている中で「嫌だな」とか「辛いな」っていうことが少なからずあると思うんですけど、そんな中でも誰か一人「この人がいてよかったな」って思える人がいるはずで…、という歌詞です(笑)。ざっくり言うと、大切な人の存在について歌った曲ですね。

わちゅ~:そうしたテーマを、天気をからめて表現してくれたというのがすごく斬新で。僕は見ていて楽しかったですね。3曲目の「equation」は、バンドとしての遊び心を出したいなと思っていて。僕らとしても挑戦の曲だったんですけど、すごく裏のリズムを生かした曲になっています。

この曲を作る前に、メンバーにそれぞれどういう演奏をしたいかって聞いていったんです。Junさんだったら、「(ギターの)チャカチャカしたカッティングを効かせたグルーヴィーな曲がほしい」とか、大輝だったら「(ドラムの)“キメ”が多い曲がほしい」といった意見があったので、それを念頭に作っていきました。

メロディーを作った段階でTSUBASAにも「どうやったら歌いやすくなる?」とか相談して、本当にメンバーと一緒に作っていた感じのある曲ですね。

■ “リズム隊”同士ならではの楽曲制作のメリットとは?

――この2曲はどちらも作詞が大輝さん、作曲がわちゅ~さんというコンビですが、いわゆる“リズム隊”のお二人で曲を作られるというのは、他のバンドでは比較的珍しいようにも思います。このコンビならではの良さを感じる部分などはありますか?

大輝:あ~、どうなんだろう?

わちゅ~:メンバーの中では、実は大輝と僕の聞いてきた音楽って近いところがあるんです。お互いメタルまで通っていたり、逆にJ-POPのメロディアスな歌モノ、それこそ女性ボーカルの曲が好きだったり共通点が多かったので、お互いに「どういう曲が欲しい?」というのをゼロから相談して「こういう曲やろうか」って形にしやすいというか。

しかも、やっぱりドラムとベースなので、本当にベーシックな部分から詰めていくことができるので、そういったところは作りやすいですね。僕らが自由に作っても、JunさんとTSUBASAがさらにカッコいいものを乗せてくれるので、いい意味で楽ですね。頼れるというか。

大輝:やっぱりお互いリズム楽器なので、確かに曲の基盤を作るのは早いかなと思いますね。Thinking Dogsって、曲を作るとなるとTSUBASAくんとJunさんのペアか、わちゅ~さんが作ったものを僕が一緒にアレンジしてっていう、この2パターンなんですけど、結構出来上がった曲が正反対だなと思っていて。

僕とわちゅ~さんが作る曲は、リズムがカッチリ決まった上にメロディーや歌を乗せていくっていう作り方なんですけど、逆にTSUBASAくんとJunさんの曲はメロディーが先行であって、そこにリズムを付けたりギターを重ねたりっていう作り方なので、リズムの作り方が全然違うんです。そこはバンドの曲がバラエティーに富んでいることに繋がっていると思います。

■ 「僕の歌詞が一番譜割りが合わないんです(笑)」(Jun)

――歌詞は皆さん書かれてきていると思いますが、お互いの作風の違いをどのように感じていますか?

大輝:もう全然違うと思います。TSUBASAくんはもともとボーカリストでたくさん歌詞を書いてきたっていうのもあって、「ボーカリストだからこういう言い回しが浮かぶんだろうな」っていう言葉遊び的な部分とか、韻を踏むところとか、すごく考えられているなって思います。

TSUBASA:個人的には、大輝とJunさんが書く歌詞の切り口が毎回すごく面白いんですよね。例えば今回カップリングで入っている「equation」は、冒頭が「底辺×高さ」っていう面積の公式が出てきて。

「数学なんて関係ない」って切り口から「幸せになるための方程式って何なんだ」ということにつながる歌詞が書かれていたりするので、僕には思いつかないっていうか、そういう観点で歌詞ってなかなか書かないのですごく面白いですね。

あと、Junさんはわりと写真を撮るのが好きだったりするので、ビジョンが見える歌詞が多いというか。本当に写真で風景を切り取っているような描写をちゃんと思い浮かべられる人だなと。

Jun:ただ、僕の歌詞が一番譜割りが合わないんですよ(笑)。

一同:(笑)。

Jun:なので毎回みんなを困らせちゃうんです。1行~2行ずつキャッチコピーみたいな感覚で書いていくので、しかも僕自身もかなり歌の方がお粗末な部分があって(笑)、なかなか自分では歌えないので、バーッと書いてあとは「TSUBASAくん、ちょっとお願いします!」みたいな感じで。

TSUBASA:「表現はすごくいいけど、これ本当にメロディー聞いて考えたの?」っていう時がたまにありますね(笑)。

――曲を作る際はメロディー先行が多いのでしょうか?

TSUBASA:僕とJunさんで作る時は(歌詞が先の場合と曲が先の場合で)半々くらいかな? 例えばJunさんが「こういうフレーズが弾きたくて1トラック作ってみたから、メロディー付けてもらっていい?」っていうパターンもありますし。

一方で、今回の「SPIRAL」のように先にメロディーがあって「これをいい感じにしてください」みたいな。本当に最初の段階では、ファミコンの音みたいな感じで。

Jun:電子音みたいな、ピコピコしたメロディーラインとベースラインだけが送られてきて。

TSUBASA:それだけ聞いたら「なんじゃこりゃ」っていうくらい音数が少ないものを送って、「すみません、これにいい感じのコードをお願いします」って(笑)。それをJunさんがうまく形にしてくれました。

■ 東名阪リリースツアーも開催!

――最後に、これから楽曲を聞かれる皆さんにメッセージをお願いします!

TSUBASA:映画「恐怖人形」という作品に、Thinking Dogsがこういう形で関わることが出来てすごくうれしく思っています。この話をいただいた時から、作品をより良いものにできるように、作品に寄り添えるように、メンバー全員でアレンジして作った楽曲なので、本当に4人で作り上げた細やかな部分まで聞いてほしいです。

僕らだけではなく、今回MVにも小坂菜緒さんが出演していただいたので、メンバーだけでは作れなかった世界観を構築できた作品になったと思います。より多くの方に楽曲が届いて、できたらライブの方にも足を運んでいただけたらと思っています。

それから、今回「SPIRAL」をリリースするにあたって、11月24日(日)から東名阪のリリースツアーを行うことが決定しているんですが、リリースツアーを行うのがThinking Dogsにとっては初めてで。12月20日(金)のツアーファイナルはワンマンライブになっていますので、そこに向けて全員で駆け抜けていきたいなと思います。

Jun:YouTubeにも、僕らの活動の模様がアップされています。幅広くやらせていただいてますので、そちらもぜひチェックしてみてください(笑)。

(ザテレビジョン)

最終更新:11/20(水) 17:00
ザテレビジョン

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