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ドルトムントにそびえ立った“恐竜”コラーは現代サッカーをどう見渡す?

11/21(木) 12:59配信

footballista

「ブンデスリーガだけでなくサッカー自体が大きく変わった」

Interview with
JAN KOLLER
ヤン・コラー(元ドルトムントFW)

11月上旬、202cmの長身を生かしたポストプレーと打点の高いヘディングで2000年代前半の欧州サッカーシーンを彩ったドルトムントのレジェンド、ヤン・コラーが来日。ドルトムントのブンデスリーガ制覇、EURO2004でチェコ代表の快進撃に大きく貢献した“ディノ”(恐竜/コラーの愛称)の目に現代サッカーはどう映るのか? キャリアを振り返ってもらいながら、変わったもの、変わらないものについて語ってもらった。

インタビュー・文 足立真俊(footballista編集部)
写真 藤井隆弘

――私たちは日本のフットボールメディアで(『月刊フットボリスタ第74号』を見せながら)この雑誌を発行しています。本日はよろしくお願いいたします。


 「マティアス・ザマーが載っているページもありますね。何を特集しているんだろう?」


――この号ではCBを特集しました。かつてドルトムントでプレーしたネベン・スボティッチのインタビューも掲載しています。


 「本当だ、ネベンもいますね(笑)」


――さっそくですが、今まで対峙した中で最も手ごわかったCBは誰でしょうか?


 「マルセル・デサイーとリオ・ファーディナンド。本当に手ごわかったです」


――では、敵味方問わず今まで同じピッチに立った選手の中で最強のFWは?


 「ロナウドですね」


――“フェノメノ”(怪物)の方ですよね?


 「そうです。文字通りフェノメノでした(笑)」


――当時の現役選手から見ても突出した存在だったんですね。では、あらためて日本へようこそ。今回の来日の目的を教えてください。


 「ありがとうございます。今回はドルトムントの仕事で日本にやってきました。ドルトムントは日本との交流を深めるために、一昨年はラース・リッケン、昨年はカール・ハインツ・リードレ、ロマン・バイデンフェラー、今年はパトリック・オボモイェラとドルトムントのOBで構成される『レジェンズチーム』を派遣しているんです。私もその一員として来日しました」


――オボモイェラ氏には私も取材させていただきました。彼は2度目の来日だったそうですが、これで何度目の来日になりますか?


 「実は今回が初めてなんです。日本に到着したのはつい先日ですが、とても好印象を受けています。特に好きなのは日本の人々。みんなとても友好的だからです。名古屋にも行ってきましたが、その際に乗った新幹線もとても快適だった(笑)。今いる東京はいっそう混雑していて、とても忙しい街ですね」


――名古屋に行かれたのもお仕事でしょうか?


 「そうです。名古屋で運営しているドルトムント・サッカー・アカデミー(DSA)を視察してきました。日本の子供たちのフットボールに対する情熱がとても印象的でした。楽しそうにプレーしている姿を見て、私も幸せな気分になりましたよ」


――日本の子供たちのプレーにはどんな印象を受けましたか?


  「日本の子供たちは規律をしっかりと守ることができますし、技術的にとても優れています。しかもかなり敏捷性が高い。その中でも飛び抜けて機敏な子がいて驚きました。そして何よりも、フットボールへの情熱にあふれていたことが印象的でしたね」


――ドルトムントはそうした育成に力を入れているイメージが強いです。現在ユースチームでプレーしている選手で注目すべき逸材はいますか?


 「ムスファ・ムココですね。まだ14歳なのにU-19でプレーしているんですよ。雑音に耳を貸さないし、努力を惜しまない。すでにメンタル面で成熟しているので、次世代を担うことができると思います」

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最終更新:11/22(金) 10:58
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