ここから本文です

グーグルのクラウドゲーム「Stadia」には、やはりストリーミングならではの“弱点”がある

11/21(木) 8:13配信

WIRED.jp

PCゲームは、いつの時代においてもお金のかかる趣味である。子どものころ、わたしは本物のゲーミングPCを買えるようになることを夢見たものだ。

【記事の全画像】グーグルのクラウドゲーム「Stadia」

「Windows 98」の最盛期においても、うちのパソコンは「Windows 3.1」だった。男の子がスポーツカーの写真を貼るように、雑誌『PC Gamer』や『WIRED』のページを切り抜いて壁に貼っていた。わたしにとってのランボルギーニやフェラーリは、「Falcon Northwest」や「Alienware」といったゲーミングPCのブランドだったのだ。

そんな女の子にとって、また彼女のような子どもたちにとって、グーグルのクラウドゲームサーヴィス「Google Stadia」は魔法のように思えることだろう。月に10ドル(約1,080円)かかると両親に説明するのは、何千ドルもするゲーム機器に投資価値があると納得してもらうよりもずっと簡単だ。

ヴィデオゲーム版のNetflix

Stadiaはグーグルにとって、ゲームの世界への初の進出となる。家庭用ゲーム機でありながらストリーミングサーヴィスであり、ヴィデオゲーム版のNetflixのようなものだ。

ウェブブラウザーを使えるあらゆる機器に、グーグルはPC品質のゲームを10ドルの月額課金でストリーミングするという。とてつもなく大きな約束だ。グーグルが成功すれば、StadiaはPCや家庭用ゲーム機につきものだった経済的な障壁を一気に引き下げることになるだろう。

グーグルは、このようなサーヴィスを考案した最初の企業ではない。「OnLive」や「PlayStation Now」、そしてNVIDIAも挑戦し、ほとんどが失敗に終わった。この成否の違いを、わたしは「アップル現象」と呼んでいる。アップルはMP3プレーヤーを発明したわけではない。だが、使いやすい製品をつくり、素晴らしいMP3プレーヤーを送り出した。グーグルはゲームのストリーミングにおいて、同じことをしようとしているのだ。

グーグルが成功すれば、PCや家庭用ゲーム機が担ってきたゲーム体験が、何百万ものユーザーにとってより利用しやすいものになる。これはどこから見ても素晴らしい成果だ。とはいえ、もちろん問題点もある。

1/5ページ

最終更新:11/21(木) 8:13
WIRED.jp

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事