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早乙女太一 5年ぶり復活の大衆演劇への並々ならぬ思い

11/21(木) 15:50配信

女性自身

初舞台を踏んだのは4歳のとき。“百年に一人の天才女形”と言われ、大衆演劇をメジャーにした早乙女太一(28)。父が立ち上げた「劇団朱雀」の解散から5年経ち、今度は太一自らが総合プロデュース、演出、脚本、振り付けを手掛けて劇団が再始動。『劇団朱雀 復活公演』が11月26日にスタートする。

【写真】弟・友貴との華麗なる殺陣裁きを期待するファンも多い

「5年前に劇団を解散したのは、劇団員が外の舞台を経験して学んで刺激を受け、いずれ再出発するためでした。お客さんにも“必ず帰ってくる”と約束していました。あっという間の5年間でしたね。ずっとこの復活公演をする舞台のことを考えていました。たくさんの人に“観に行きたい”と思ってもらえるようにお芝居を磨いていましたが、時間が足りないくらいで。いまは劇団員たちと、悩む時間がないほど激しいお稽古に励んでいます」

今回の舞台は、一部は早乙女太一の女形ショー、二部は日替わり芝居、三部は全員出演による舞踊ショー、という豪華な三部構成。芝居は、太一が尊敬し信頼する「劇団☆新感線」座付き作家の中島かずき(60)や、「劇団扉座」の主宰・横内謙介(58)が脚本を手掛ける。役者は「劇団朱雀」の劇団員のほか、木村了(31)、ゴールデンボンバーの喜矢武豊(34)、山崎銀之丞(57)らがゲスト出演し華をそえる。

これまでの劇団朱雀は日替わりの芝居であったために、稽古はほとんどなくほぼぶっつけ本番。しかし今回は、激しい殺陣や踊りも披露することもあり、出演者たちは稽古漬けの毎日だという。

「僕が悪いんですけど、“お芝居が上手い方”とばかりを考えて声をかけてしまって、踊りもやらないし運動神経もよくないおじさんの出演者ばかりに(笑)。稽古場は悲鳴と汗が飛び交っています(笑)。喜矢武さんは大阪公演からなので、『まだ参加しないで大丈夫』と伝えたのに、不安になったのか夜中に『僕はいつお稽古に行けばいいの?』と電話してきて。呼んでもいないのに稽古場に来て、勝手にお稽古していましたね(笑)。木村了くんも、覚えることが多くてパニックになっていますが、未知の世界への大きなチャレンジをしています。皆さん、大衆演劇にちゃんと向き合ってくれていて、とても嬉しいです」

“できるだけ大衆演劇のベースを取り入れて基本を大事にしながら、今までやらなかったことを取り入れるようにする”というのが今回の復活公演の方針。

「僕が思う大衆演劇の魅力は、役者だけでなく、お客さんも含めて劇場にいる人たちで一つのものを作り上げること。皆さんとの空気感を大事にしたいんです。お客さんとの距離の近さを生かした演出や、劇場近くに住んでいる方に毎日来てもらっても満足してもらえるよう、アドリブを入れることも考えています」

すでにファンの人はもちろん、初めて大衆演劇を観る人にも劇場に足を運んでほしい、という太一のおすすめの観劇の仕方が意外だった。

「最近はヤジを飛ばしたりすることが少なくなった気がしますが、“伝統芸能”みたいな感じではなく、“居酒屋”みたいな気軽なノリで来ていただきたいし、劇場も場末の感じの雰囲気を残しておきたいと思っています。以前は、座布団を用意しておいて、盛り上がったときにお客さんに投げてもらったりしていました。大衆演劇はお客さんとの距離が近いのが醍醐味ですから」

5歳下の弟・早乙女友貴も、殺陣において“500年に一人の天才”と呼ばれるほどの役者に成長している。復活公演での二人の華麗なる殺陣裁きを期待するファンも多い。

「殺陣は弟とじゃないとできないところがあります。そこは見せ場の1つですね」

座長であり、総合プロデューサーという重責を担いながら、劇団復活にかける本気さの一方で、「稽古場で毎日カップラーメン食べていますよ」と無邪気に笑う等身大の28歳らしい微笑ましい姿も。劇団朱雀の稽古の奮闘ぶりや早乙女太一のロングインタビューなどを収録したドキュメンタリー番組『密着・早乙女太一 ~劇団朱雀復活にかける思い~』(日テレプラス・11月23日17:30~18:00/BSスカパー!・11月24日17:30~18:00 共に無料放送)の放送も決まっている。

「『何もできなくても自分の命をかけてやれば何かしらのことができる』ということが昔からのテーマなんです。踊りや殺陣が初めてで何もできなかったおじさん俳優さんたちが死ぬんじゃないかっていうくらい頑張って稽古をしていて、その姿を見ていると感動します。本番でどう仕上がっているのか楽しみにしてください。こんなにできなかった人たちでもやればできるんだな、と観ている人に勇気をもってもらえたら嬉しいですね」

最終更新:11/21(木) 15:50
女性自身

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