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山田杏奈が語る、演技の幅が広がった『新米姉妹のふたりごはん』での挑戦 「今までやったことがない世界」

2019/11/21(木) 12:06配信

リアルサウンド

「いつもとは違うやり方で進めました」

ーー他のグルメドラマを観て研究したりも?

山田:もとから松重豊さん主演の『孤独のグルメ』(テレビ東京系)を観ていたんですけど、今回『新米姉妹のふたりごはん』をやると決まってからもう一度観直したんです。そしたら、やっぱり松重さんがものすごくおいしそうに食べていらっしゃるんですよね。でも、(松重さん演じる)五郎さんはそんなに表情を大きく変えるキャラクターではないので、なんでだろうと思ったら、松重さんがちょっとした目の動きや口にものを運ぶ速さなどで表現されていることがわかったんです。そういう細かいところでおいしさは伝わるんだなと勉強させていただいて、サチにも取り入れたところがあります。なので、そういう細かい動きや仕草にも注目して観ていただけたら嬉しいです。

ーーやはり今まで演じてきた役柄と真逆ということで、サチの役作りも大変だったのではないでしょうか?

山田:そうですね。自分と真逆すぎて、どうしていいのか本当にわかりませんでした。大体いつも少しは共通点があったりするんですけど、今回はほぼなくて。なので、とりあえず自分の中でサチを作っちゃって、そこから始めようと、いつもとは違うやり方で進めました。自分のセリフを携帯で録音して、こういう風に声を出したら明るく聞こえるとか、こういうテンポでセリフを言ったらサチらしさが出るなと研究していました。監督からは、「サチはどんな時でも基本笑顔がベースだから」というようなことを言われたんです。なるほどなと思いつつも、わけわかんないなって(笑)。

ーーわけわかんない(笑)。

山田:(笑)。でも、それがひとつの指針になったんです。基本的に口角を上げて喋るとか、困った時でもコミカルな方に振るとか……。私が今までやってきたような役だと、落ちる時はズーンと落ちるところまで落ちるので、そこはいつもと全然違いました。その表現は今までやったことがない世界だったので、難しかったです。今は自分の中でサチが出来上がっているので、そこにプラスアルファでアドリブを入れたりセリフを追加したりしながら演じるのも苦じゃなくなりました。サチとあやりの掛け合いの中での表現なので、そこは花恋ちゃんと一緒にお芝居をしながら、どんどん2人でできるようになっている部分だと思います。

ーー山田さん自身は、今まで演じてきた役柄、今回の作品で言うとあやりに近いタイプなんですか?

山田:サチかあやりだったら完全にあやりタイプですね。サチは人と会うのが好きで、休みの日があったら絶対にお出かけするし、外交的でパーっとした華やかさを持っているタイプですけど、私は休みの日があったら家から出ないし、人と会うのがそこまで好きなわけでもないので……(笑)。

ーー今回サチを演じたことによって、演技の幅も広がったのではないでしょうか?

山田:今回は手探り状態で始めたこともあり、結構キャラクターとしてのお芝居をやっているんですけど、サチを演じられたからこそ、今後ナチュラルなお芝居でも明るいキャラクターを演じられることができるんじゃないかと思っています。以前は、明るいお芝居をする時に、監督から「もっとテンションを上げて」と言われることが多かったんです。だけど、サチを演じてからは、明るさやテンションの高いお芝居のベースが高くなってきているのを自分でも感じていて。それはまさに演技の幅が広がったということでもあるので、またこういう役に出会えたら、新しい違う要素が出せるのではないかとワクワクしています。今後も新しいことにどんどんチャレンジしていきたいですね。

宮川翔

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最終更新:2019/11/21(木) 12:06
リアルサウンド

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