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「沢尻エリカ」逮捕は安倍官邸の陰謀だ! という説を真面目に唱える人たち

11/21(木) 7:32配信

デイリー新潮

 総理主催の「桜を見る会」に関連した疑惑が浮上する中、斬新な視点を提供している人たちも登場している。

 11月16日に伝えられた沢尻エリカの逮捕報道を受け、そこには陰謀があるのではないか、という視点である。

「まただよ。政府が問題を起こし、マスコミがネタにし始めると芸能人が逮捕される。これもう冗談じゃなく、次期逮捕予定者リストがあって、誰かがゴーサイン出してるでしょ。」

 16日、自身のツイッターでこう発信したのはラサール石井氏。要するに政府には「次期逮捕予定者リスト」があって、自由に逮捕者を出して、世間の目をくらませている、という指摘である。

 また、金子勝・慶応大学名誉教授も同様の見立てを同日ツイートしている。

「【困った時の麻薬逮捕】2016年1月に甘利明の現金授受問題で、2月に清原逮捕。2019年2月に沖縄県民投票で圧倒的多数の辺野古新基地反対で、ピエール瀧が逮捕。「桜を見る会」で窮地にあるアベ内閣。沢尻エリカが合成麻薬MDMAで緊急逮捕。これでワイドショー制圧? だったら、本当に愚かしい国です。」

 ラサール氏も金子氏も普段から安倍政権に批判的な立場で知られている。彼らには、「この件」と「あの件」は関係があるに違いない、という確信のような思いがあるのだろう。この「官邸陰謀説」に同調する人は有名無名を問わず存在する。

 もっとも、こうした見立ては、多くの人には「陰謀論」とうつっているようだ。そのため、「沢尻エリカ目くらまし説」は今のところマスメディアでは、まともに相手はされていない。

 なぜ彼らの説は陰謀論扱いされるのだろうか。フリージャーナリストの烏賀陽(うがや)弘道氏は、著書『フェイクニュースの見分け方』の中で、「厳密な定義は難しい」ものの「以下のような特徴がある」として、「陰謀論」「陰謀史観」の特徴を示している(以下、引用は同書より)。

フリーメーソン、宇宙人、ロスチャイルド家

・ある出来事(あるいは世界・国内社会全般)の背景には、何らかの「秘密の強い力・組織」が働いている、と考える。こうした力・組織の例としては、日本政府やアメリカ政府、米軍、中国、韓国、ユダヤ人(ユダヤ系金融資本、ユダヤ人国際機関なども含む)、ロスチャイルド家、フリーメーソン、ナチス、ロマノフ家、共産主義者・共産党(かつてはコミンテルン)、宇宙人、UFO、反日勢力などがある。

・こうした「強い力」を持つ者たちの狙いは、日本や世界を自分たちの思い通りに動かすことだ。

・その「強い力」を持つ勢力が、裏で社会や歴史を動かしている。

・この勢力や陰謀の存在は、秘密のまま決して明るみには出ない。

・こうした勢力や陰謀の存在を、新聞・テレビなど主流マスコミは一切伝えない。それは「強い力」を持つ勢力の圧力による。またはマスメディアそのものが彼らに支配されているからである。

・自分たちが利益を得た場合は陰謀論は登場しない。自分たちが何らかの「被害」を受けたと論者が考えるときのみ、その原因として陰謀の存在を主張する。

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最終更新:11/21(木) 7:32
デイリー新潮

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