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高木豊氏が選ぶ侍ジャパン「独自色を出すとすれば坂本勇人のサードへのコンバート」

11/22(金) 11:02配信

週刊ベースボールONLINE

プレミア12が終わり、次なる侍のターゲットは東京2020オリンピックとなる。悲願の金メダル獲得に向け、週刊ベースボール12月2日号では野球解説者、文化人総勢18人に「私が見たい東京オリンピックの侍JAPANメンバー」を選んでもらった。

高木豊氏が語る遊撃手 「坂本勇人の存在が遊撃手への要求を引き上げた」

四番は鈴木で異論なし

 国際大会ではやはり、臨機応変に対応できる投手が重宝されます。先発は普通に考えれば菅野智之(巨人)、千賀滉大(ソフトバンク)あたりを挙げるべきでしょうけど、私が推すのは山本由伸です。今季、パ・リーグの最優秀防御率(1.95)に輝いたように、相手に点を与えない、間違いの少ない投手です。シーズンは先発、プレミア12では中継ぎで奮闘したように、どちらの役割もしっかりこなせる安心感も魅力ですね。

 抑えは山崎康晃です。シーズンで61試合登板し、プレミア12でも抑えを任されて、疲労の蓄積が心配されるところですが、メーン会場は横浜スタジアムですし、慣れ親しんだマウンドで躍動してくれるでしょう。

 さらに挙げれば大野雄大(中日)や今永昇太(DeNA)、松井裕樹(楽天)など左腕も必要になります。有原航平(日本ハム)は中継ぎもできそうですし、アンダースローの高橋礼、速球とフォークという武器がある甲斐野央のソフトバンクの2人も必要ですね。

 攻撃陣は現メンバーと大きな違いはありませんが、独自色を出すとすれば坂本勇人のサードへのコンバートです。負けが許されない状況では守備の破綻が一番困る。坂本の守備が完全に劣るというわけではないですが、遊撃はより守備力の高い源田壮亮に任せたいところ。源田は打線でも小技をこなせる貴重な選手です。

 もう一つ、捕手は會澤翼でいきたいです。プレミア12で敗れたアメリカ戦では甲斐拓也(ソフトバンク)と會澤がマスクをかぶりましたが、裏をかこうとし過ぎて、結果的に表になってしまった場面も見られました。ですが、続くメキシコ戦では會澤がその反省を生かし、相手の欠点を突くシンプルなリードを見せました。計15奪三振は捕手の力も大きかったはず。現時点で最も信頼できる捕手ですね。

 菊池涼介(広島)がメジャー移籍ならば二塁は山田哲人。長打もあり、足も使えるので、一番起用がいいでしょう。四番は鈴木誠也で異論はないはず。「侍ジャパンの四番」という重責にも慣れただろうし、結果も出しているから心配ありません。

 そして三番には柳田悠岐を置きたいです。プレミア12で本塁打を期待できたのは鈴木くらいだったし、やや物足りなかった。横浜スタジアムでは空中戦が予想されますから、彼の長打力が欠かせないところです。五番の浅村は一塁も守れるし、とにかく勝負強く、右打ちもできる。打点王2度の肩書はダテではないですね。

 指名打者は打力が捨てがたい森友哉。状況次第ではマスクもかぶれるので、起用の幅が広がります。クリーンアップを打てる力もある近藤健介は、あえて九番に配置しました。四球も選べるし、とにかく出塁率の高さが魅力。上位、下位でもこなせる対応力もありそうです。

 また、相手次第で打線を強化したいなら、坂本を遊撃に戻し、三塁に宮崎敏郎(DeNA)を入れるという手もあります。逆に1点を守り切りたい場面では今宮健太(ソフトバンク)と源田の二遊間もアリですね。

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最終更新:11/22(金) 11:32
週刊ベースボールONLINE

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