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婦人科医が、「もうすぐ閉経」という人に心しておいてほしい6つのこと

11/22(金) 12:13配信

OurAge

人生100年時代。閉経をだいたい50歳で迎えると、女性はさらに50年近くを「月経のない=女性ホルモンが出ない」状態で生きていくことになる。だからこそ「閉経前後に起こること」を知っておこう。対策を、婦人科医の松峯寿美さんと寺内公一さんに伺った。

◆女は死ぬまで女!
「『閉経したら女じゃなくなるの?』と言う人がいます。女は死ぬまで女。月経のあるなしは関係ありません。女性ホルモンが出なくなっても脳と心は女のままです。考えるべきは『女性ホルモンが出ていない状態で、どうしたら女性らしく楽しく生きていけるか』ということ。QOLを上げ、快適な人生を送るための対策をとっていきましょう」(松峯さん)

◆「更年期障害」を起こす3つの因子とは?
1 加齢に伴う女性ホルモンの急激な減少および欠落
2 家庭不和、介護など、ストレスが多い生活による環境因子
3 完璧主義、マイナス思考など、その人の性格

「自律神経の乱れが引き金になって起こる『更年期症状』。病気ではないため、70%の人はさほど深刻にならずに乗り越えられます。一方で生活に支障が出る『更年期障害』までいってしまう30%の人たちには、上のような3つのファクターが関与しています。なかでも完璧主義の人は、症状が重くなる傾向が強いようです」(松峯さん)

◆ 50歳でするべき6つの検査
1 子宮頸がん検査
2 子宮体がん検査
3 乳がん検査
4 骨粗しょう症検査
5 コレステロールの検査
6 糖尿病の検査

「子宮頸がんには症状がないので、毎年必ず検査を受けてください。子宮体がん検査は出血があってからでも間に合うため、何も症状がない場合は無理に受けなくてもいいでしょう。ほかに、一般的な特定検診に含まれているコレステロールの検査、糖尿病、脂質検査や、骨粗しょう症の検査などを受けておくと安心です」(寺内さん)

◆すべては自律神経の乱れから
「自律神経は体中を駆け巡り、生命活動をコントロールしています。更年期の症状にも、自律神経のアンバランスに起因するものが多く見られます。例えば更年期になって、今まで問題がなかった食べ物や化粧品が合わなくなり、不調が出てしまうのもそのひとつ。自律神経の中枢は脳にあり、ホルモンの中枢と隣り合っているため、一方が乱れるともう片方にも影響が及びやすいのです」(松峯さん)

◆不調を感じたらまず婦人科へ
「不調を感じたら、まずは婦人科へ。どこにかかればいいかわからない場合は、『日本女性医学学会』というサイトを見てください。どのエリアにどういう医師がいるかすぐにわかります。また、このサイトに載っていないクリニックの場合、ホームページを参照して、更年期症状、ホルモン補充療法、骨粗しょう症など、いわゆる中高年女性の健康管理的な項目があるかどうか、チェックしてから診察を受けるといいでしょう」(寺内さん)

◆間違えやすい病気も知っておく
「例えば、更年期の症状と似ているものに『甲状腺疾患』があります。甲状腺ホルモンが過剰に分泌するバセドウ病(ほてり、動悸、多汗などの症状)と、甲状腺機能が低下する橋本病(気分の落ち込み、冷え、皮膚のかさつきなどの症状)です。これらの症状とともに首に腫れが見られたら、速やかに病院で診察を」(松峯さん)


撮影/伊島 薫 ヘア&メイク/Yoboon モデル/田村翔子 スタイリスト/安野ともこ(CORAZON) 取材・原文/上田恵子

最終更新:11/22(金) 12:13
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