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粘度の差だけじゃなかった! トランスミッションオイルとエンジンオイルの違いとは

11/22(金) 19:02配信

WEB CARTOP

ギヤオイルのベースには目的に合った添加剤が含まれている

 最近は減ってしまったが、マニュアルミッションには専用のギヤオイルを入れる必要がある。また4WDにも使われているデフにも同じものを入れるのが基本だ。同じオイルであるエンジンオイルとなにが違うのか? 粘度は高いものの、一見すると同じに見えるのだが……。

【写真】名車R34GT-Rに搭載されていたゲトラグ製6速MT

 ベースオイルは基本的に同じで、鉱物油や化学合成などがある。違いはここに入れる添加剤で、エンジンオイルは各部を守りつつ、摩擦や抵抗を減らすなどさまざまな目的に合ったものが選ばれている。

 一方のギヤオイルは、ミッションやデフはエンジンみたいにピストンが上下したりするわけではなく、シフトするとアームがスライドするにしても歯車が回っているだけといっていい。だから、摩擦や抵抗を低減するというよりも、かかる力からギヤを保護したり、噛み合わせをスムースにする添加剤が入れられている。

 具体的には極圧剤といわれるもので、その名のとおり、ギヤの表面にかかる強い力から保護するのが目的。ギヤオイルは独特のニオイがするが、これは極圧剤のものだ。この極圧剤の作用の仕方は、ただ表面に油膜を作って保護するのではなく、ギヤの表面に強力な被膜を形成するのが特徴だ。

 エンジン、ミッションには、それぞれに合ったオイルを使うのが基本というか、大前提となる。ただし、1990年代までのホンダ車はバイクメーカーらしく、ミッションにもエンジンオイルが指定されていた。もちろんそれを前提に作られているので問題ないし、間違えると逆にトラブルの元にもなるので、指示は守らなくてはダメだ。

近藤暁史

最終更新:11/22(金) 19:02
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