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民主主義を知らない「桜を見る会」擁護者

11/22(金) 6:00配信

JBpress

 「桜を見る会」は大炎上となりました。現在の内閣が本件を契機に終焉を告げる可能性が高いと思います。

【写真】2019年の「桜を見る会」での安倍首相。招待客への挨拶ために走っている

 政局は政局として、私がとりわけ心配しているのは、誰の目にも明らかこの重大な不正を「大したことではない」などと言い切る人がいることです。

 それ自体は民主主義も何も分かっていないくだらない話ですが、そんな意見に左右されてしまう若い人がネット上に散見されることが心配です。

 「選挙で世話になった人をお礼の気持ちで招待して何が悪い。いい話じゃないか」「野党はそんなくだらないことではなく、国家の一大事に対処してほしい。政策のある議論を」といった寝言にもならない書き込みを目にします。

 そこで、廊下での雑談ですが、大学の講義やゼミに出てくる東京大学教養学部の1、2年生から30代の社会人大学院生まで、東大生20人ほどに聞いてみました。

 「どうして有権者を買収してはいけないの?」

 これに対して、東大生数十人の母集団でも、相当心もとない答しか返ってきませんでした。まあ、理系が多かったことが一因かもしれません。

 ただ、法学部生は現在教えていないのでいませんでしたが、法学部に進むはずの文科1類生であっても、かなり頼りない返事でした。

 東大生は一般常識においてはまだまともな理解が多い母集団であるのは間違いなく、だとすれば、社会全般の若者はどうかと相当心配になりました。

 皆さんは、どうお答えになりますか? 

 「どうして選挙の候補者は、有権者を買収してはいけないのですか?」

 国会でこうしたやり取りがあっても、有権者であるはずのティーンや20代、30代がぱっぱらぱ~では、民意もへったくれもなくなってしまいます。

■ お金で票を買うと 予算と法律が滅茶苦茶になる。

 世も末の典型と映ったのが、下関市長のオフィシャルな記者会見での発言です。広く報道されており、読者もご存じと思います。

 安倍晋三事務所で運転手なども務めた人物だそうですが、長崎大学水産学部の出身とのこと。フィッシュについては勉強しても、ファッショについては学ばなかったようです。

 下関市長の発言を報道(https://access.iciclize.net/aHR0cHM6Ly9tYWluaWNoaS5qcC9hcnRpY2xlcy8yMDE5MTExOC9rMDAvMDBtLzAxMC8zMzAwMDBj)からサンプリングしてみましょう。

 下関市長:議論の軸が当日の桜を見る会から前夜祭(夕食会)に移ったりしているが、領収書などお金のやりとりは適正にやっていると本人や事務所が主張している以上、公職選挙法(違反)には当たらない。

 なるほど、適正だと主張すれば、経済産業大臣も法務大臣も辞職しなくてよかったらしい。警察が不要になり、平和な世の中になりそうです。

 下関市長:税金でっていう言い方するんだったら、最初に開催した昔の首相からおかしな話なんじゃないですか。

 実際、吉田茂がサンフランシスコ講和条約成立直後の昭和27年に開催した折には、在外公館員などをメインに招待して「観桜会」を再開しており、高度成長から平成ロスジェネまでの60年でゆっくり変質し始めたものが、2010年代になって急速に腐敗、崩壊したのが今回の出来事と言えるでしょう。

 下関市長の変形:立小便でっていう言い方するんだったら、最初に立小便した昔のおっさんからおかしな話なんじゃないですか? 

 結果的に無罪放免になるのは、コストが見合わないからであって、人の玄関先で立小便すれば警察に逮捕される仕儀であるのは間違いありません。

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最終更新:11/22(金) 11:10
JBpress

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