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11月22日…“いい夫婦”ってどんな夫婦? 円満の秘訣が詰まってるとウワサの「婚前契約書」って何?

11/22(金) 13:40配信

レタスクラブニュース

11月22日は、「いい夫婦の日」。この日をきっかけに、ふだんはいえない思いを伝え合ったり、感謝の気持ちをカタチにして贈り合い、よりいっそう素敵な関係を築いてもらえれば……という思いから制定された記念日です。

 

そんな日にお話をうかがったのは、アーティストのSILVAさん。自ら”だめんず(ダメなメンズの略)好き”を公言し、恋多き女というイメージが強いSILVAさんですが、結婚して4年。あるもののおかげで、円満な結婚生活が送れているといいます。最近では朝のワイドショーなどでも取り上げられ、話題を集める“あるもの”とは……!?

■ ニューヨークで出会った“ケンカをしないカップル”

SILVAさんがそれを初めて目にしたのは、2008年に移住したアメリカ・ニューヨークでのこと。

「現地に住んでいる友だちが、『パートナーシップ制度』という契約を恋人と交わしていたんです。その書面には家計のことから家事の分担、育児など、本当に細かいことまで記されていて。生活全般に渡ることを2人でよく話し合ったうえで決めているから、よくありがちな『なんでゴミ捨ててくれなかったの!?』『夕飯いらないなら連絡してくれればよかったのに!』なんていうケンカがまず起こらない。すごく平和で心地いい関係を保っていたんですね。そんな恋人たちの姿を見て、日本にもこういうものがあればいいのに……と調べてみたら、日本には『婚前契約書』というものがあると知ったんです。そこで、現在の夫との交際が始まってすぐに『こういうものがあるんだけど、二人の未来について話してみない?』と提案。彼は最初は尻込みしていましたが、1年半かけて話し合った結果、34条から成る婚前契約書を交わすことができました」

■ SILVAさん夫妻が交わした婚前契約書の内容は?

SILVAさん夫妻は、いったいどんな約束を交わしたのでしょうか? お2人の婚前契約書の内容を一部抜粋してご紹介します。

・結婚生活を送るにあたり、互いに信頼し、愛し、思いやり、支えあい、尊重することとする

・夫婦生活に要する生活費として、その必要額を、平等の負担割合にて自身の収入から家計に入れ、その合計額にて家計を運営するものとする

・買い物、料理、掃除、洗濯等の家事一切につき、平等の割合にて負担するものとする

・平日における子の養育については、互いに平等に負担するものとする

・互いの趣味に関し、理解するよう努めるものとする

・互いにスキンシップをとるよう努めるものとする

「夫が絶対に加えたいといったのが、『互いに、自身の帰宅時間を、毎日相手に連絡するものとする』『相手からの連絡に対し、速やかに返信を行うものとする』という項目。当時は子どもはいませんでしたが、私を、そして将来生まれてくる子どものことを思ってくれているんだなと実感できてうれしかったですね」

■ 契約書があればケンカが起きない⁉

「今日も夫から、『今どこ?』『何時に帰る?』とメールがすごくて」と照れ笑いのSILVAさんですが、結婚4年目でこのアツアツぶり。これまで、いい争いやケンカはほとんどしたことがないというから驚きです。

「家計や家事、育児、親の介護、浮気……。婚前契約書を交わす際に結婚生活を送るうえで起こりうるあらゆる問題について最初にとことん話し合い、お互いがそれを守るために努力しているから、ケンカのタネがないんです(笑)。とはいえ、人間は忘れる生きもの。最近夫が家事をやってないな~と思ったら、スッと婚前契約書を差し出します(笑)。夫としては、『俺的にはやってるし』と思っていても、文書として明確に記されているものを見るとハッと気づくことがあるようで。次の日には家じゅうがピカピカになっています(笑)」

■ 親の介護に直面したときに…

今年に入って、ご両親を相次いで亡くしたSILVAさんですが、親の介護についても婚前契約書の存在に救われたといいます。

「自分の親ですから、できるだけ付き添いたい、お金もかけてあげたいと思ってしまうのは当然のこと。でも私たち夫婦の間では、介護については各自が自発的に行うと決めていたので、夫に負担をかけるのはやめようと、自分に歯止めをかけることができたんです。自分に無理のない範囲で、週に2日だけ親を看に行こうと決められたのは、婚前契約書があったからこそ。でなければ、夫に仕事を休ませ、娘にも寂しい思いをさせることになってしまったはず。夫婦のルールにのっとって親を看取れてよかった。ルールを決めておいて本当によかったと思いました」

■ “価値観の違い”で離婚しないために

親の介護問題を始め、夫婦間のトラブルの原因になるのが互いの価値観の違いです。今や、3組に1組が離婚するほど離婚率が上昇し続けている日本の社会。SILVAさんの周囲でも離婚率はかなり高く、中でも価値観の違いを離婚の原因に挙げている人がとても多いそう。

「夫婦は他人。価値観が違うのは当然で、違うからこそ惹かれ合う。ただ、その違いが離婚に至る大きな原因にもなってしまうんですよね。それなのに多くの人は、互いの価値観の違いに目を向けないまま、一時の情熱にまかせて結婚してしまう。それはあまりに無謀だし、勉強不足だと思いませんか? 婚前契約書を交わすため、2人で結婚生活や未来について話し合うことは、お互いの価値観の違いを認め、尊重することでもあると私は思うんです。婚前契約書は結婚生活を長続きさせるために交わすものではありませんが、私たち夫婦がずっと変わらずに仲良く暮らせているのは、お互いを平等に近い形で尊重し合えているからこそなんじゃないかなと思っています」

■ あらためて話し合いたい夫婦&家族のあれこれ

SILVAさん夫妻の円満ぶりを知り、「私も婚前契約書を交わしたい!」と思った人も多いはず。ただし、婚前契約書はその名のとおり結婚前に交わすもの。すでに結婚してしまったカップルは、どうしたらいい!?

「婚前契約書を交わすつもりで、ぜひご夫婦で話し合ってみてください! 家計のこと、家事の分担、子どもの養育、互いの財産、病気や介護、事故が起こったときのことなどを話し合い、『私たち、こんなに価値観が違ったんだね』と確認することでトラブルを回避できるかもしれませんし、改善点が見つかるかもしれません。親の介護など、未来に起こりうる問題についてシュミレーションする機会にもなるので、自然と危機管理能力も身につくはず。そもそも、話し合う行為自体がお互いを尊重しあう行為だと私は思うんです。だから『そんな話、面倒くさいよ』なんていう旦那さんはもってのほか! 一度離婚して、婚前契約書を交わしてから再度結婚したほうがいいかもしれませんよ(笑)。ぜひ“いい夫婦の日”をきっかけに、旦那さんとお話してみてくださいね。『あのだめんず好きのSILVAが、結婚生活うまくいってるらしいよ!』みたいな感じで話を振ってもらえたら、旦那さんにも興味を持ってもらえるかも(笑)」

■ ◆SILVA

1998年にデビューして以来、シンガー、DJなど幅広く活躍。2002年に一度目の結婚を経験。15年の再婚時には、日本ではまだなじみのなかった婚前契約書を交わして話題となる。16年に出産後は、親子で学べる脳育のワークショップ開催や、お粥専門店『Congee Table』の経営など、活動の場を広げている。

最終更新:11/22(金) 16:16
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