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30代で「異性の好みが激変」した女性の“視点”

11/22(金) 5:20配信

東洋経済オンライン

 東京駅前のビストロに来ている。ランチをしながらのインタビューに応じてくれたのは北関東のある町で専業主婦をしている渡辺千恵子さん(仮名、37歳)。昨年末に、3歳年上の同僚である智也さんと結婚して、10年近く勤めた大手の建設会社を辞めた。今どき珍しい「寿退社」をした理由は後ほど書きたい。

 千恵子さんが関西にある芸術系の大学を卒業したのは2004年。就職氷河期にあたる。もともと就職活動をする人が多くない大学だったこともあり、千恵子さんは正社員としての就職はせずにアルバイト情報誌でフリーランスの編集者として雇われる。経験も人脈もない新卒者にフリーも何もない。社会保険料などを払わず、安く長時間労働をさせるための方便だ。

 「その後ベンチャー企業でも働きましたが、どんどん給料が下がって暮らせないようになってしまって……。まずは生活の安定が必要だと痛感して、やりたいことは副業かボランティアでやることにしました」

 幸運なことに前職に就くことができ、総合職として施工管理の業務に打ち込んでいた千恵子さん。暮らしに余裕ができて、20代後半から30歳を過ぎる頃までは独身生活を大いに楽しんだと振り返る。

■「恋愛ではなく結婚を」、心が揺れた海外旅行の帰路

 「東京には社会人サークルがいっぱいありますよね。イベントや旅行を満喫しました。結婚どころか恋愛することもあまり考えませんでした。アラサーは若くて元気なので老いるイメージを持てないのかもしれません」

 そんな千恵子さんが急に空しさを感じた瞬間がある。男友達の一人と一緒に海外旅行をした帰りのことだ。同じ部屋に泊まっても男女関係がなかったことが問題ではない。現地集合現地解散の予定だったため、帰路が一人きりだったことが千恵子さんの心を揺らした。

 「空港は家族連れでいっぱいでした。男の人と一緒に旅行したのに一人で帰るのはすごく寂しいと感じたんです。結婚しようと思いました。恋愛ではどんなに長く付き合ったとしても別れがあります。その繰り返しはもう要りません」

 しかし、初めての婚活はうまくいかなかった。婚活パーティーに参加したが、短時間では「いいね」と評価できる男性は見つかりにくかった。いたとしても、自分から好意を伝えることは恥ずかしくてできない。

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最終更新:11/22(金) 5:20
東洋経済オンライン

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