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韓国はなぜGSOMIA破棄を覆したのか

11/23(土) 6:00配信

JBpress

■ 9人の証人で浮き彫りになった 「権力の乱用」

 ドナルド・トランプ米大統領の「ウクライナゲート疑惑」を巡る弾劾調査公聴会(米下院情報委員会)は20日、1974年の上院ウォーターゲート公聴会を彷彿させる場面を再現した。

【写真を見る】大統領が記者団に話すために書かれたメモ。カメラマンに盗撮され、メディアに一斉に流れた

 2016年の大統領選の際に100万ドルの選挙資金をトランプ氏に提供し、その見返りとして欧州連合(EU)大使に指名されたホテル経営王のゴードン・ソンドランド氏がトランプ大統領が「ウクライナゲート疑惑」に直接関与していると証言したからだ。

 リチャード・ニクソン第37代大統領がウォーターゲート事件に直接関与していることを暴露したジョーン・ディーン大統領法律顧問(当時)を彷彿とさせた。

 このディーン証言がニクソン弾劾への引き金になったのだ。

 ソンドランド氏によれば、トランプ大統領はウクライナのウォディミル・ゼレンスキー大統領との電話で対ウクライナ軍事支援を再開するために「交換条件」(Quid pro quo)としてジョン・バイデン民主党大統領候補(前副大統領)の息子に関するスキャンダル捜査をすることを宣言するよう要求したという。

 大統領は電話会談よりかなり前から個人弁護士のルディ・ジュリアーニ氏(元ニューヨーク市長)にゼレンスキー大統領周辺とすり合わせるよう指示。

 大統領の意を受けたソンドランド氏はウクライナ側と接触したという。

 さらに同氏は、このことは大統領は無論のこと、マイク・ペンス副大統領もマイク・ポンペオ国務長官も知っていたはずだと証言した。

 この証言にトランプ大統領は記者団を集め、真っ向から否定、「私はソンドランドなどよく知らない」と吐き捨てるように言い切った。

 その際、大統領が記者団に話すために書かれたメモはカメラマンに盗撮され、メディアに一斉に流れた(右上の写真)。

 大きな字で「私は何も(ウクライナに)要求していない」「交換条件などはなかった」などと書かれている。

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最終更新:11/23(土) 15:05
JBpress

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