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韓国は米国の“お仕置き”が怖くてGSOMIA延長 今度は中朝との板挟みという自業自得

2019/11/23(土) 16:31配信

デイリー新潮

 米国の顔色を見て、日韓GSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄を留保した韓国。だが、北朝鮮と中国からの圧力が高まるのは確実だ。「文在寅(ムン・ジェイン)政権は自らを袋小路に追い込んだ」と韓国観察者の鈴置高史氏は読む。

日米に屈服した文在寅

――11月22日午後6時、日韓GSOMIAの延長を韓国が発表しました。

鈴置: 青瓦台(韓国大統領府)の発表によると、骨子は2点。まず、「GSOMIAを終了したとの日本への通告の効力を停止する」――つまり、「GSOMIA延長」です。ただし「いつでもGSOMIAを終了できる」との条件付きです。

 もう1つは「WTOへの日本の提訴を中止する」。日本のフッ化水素など3品目の輸出管理強化は不当と韓国は訴えていましたが、この提訴も停止したのです。これにも「韓日両国の輸出管理に関する対話が正常的に進んでいる間は」の条件が付いています。

 このニュースを生放送で伝えたKBSの18時の番組では、アンカーと記者が困惑する様が手に取るように分かりました。韓国が完敗したと受け止められる内容だったからです。

 韓国人はさぞ、ショックだったと思われます。発表前には「韓国がGSOMIAを延長する代わりに、日本も輸出管理強化をやめる」との「相討ち」説が流されていたからでもあります。

 中央日報も「GSOMIA、最終局面で縫合…韓国は『手形』、日本は『現金』をもらった」(11月23日、韓国語版)との見出しで報じました。

 日本はGSOMIAの維持という具体的な果実を手にしたが、韓国は輸出管理に関する交渉の権利を得ただけだ、との指摘です。

 左派系紙、ハンギョレの速報記事「青瓦台、GSOMIA通知の効力停止、WTO提訴中断」(11月22日、韓国語版)のコメント欄には「GSOMIAに関し変更はないと言っていた文在寅氏はどこへ行った?」「ヤンキーと日本の奴らの圧力に屈服した」といった読者の不満が溢れました。

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最終更新:1/24(金) 17:50
デイリー新潮

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