ここから本文です

フェラーリがあれば「お金持ち」なのか?子に伝えたいお金の話

2019/11/26(火) 10:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

貧富の差がますます激しくなる日本。子どもが将来稼げる人になって欲しい、というのは、親にとって切なる願いともいえますが、「良い仕事に就け」と闇雲に伝えるだけではいけません。まず親自身が、「お金の使い方」を子どもに教える必要があります。そこで本連載では、公認会計士林總事務所代表・林總氏の著書『年収1000万円 「稼げる子」の育て方』(文響社)より一部を抜粋し、令和時代を生きぬく子どもの育て方を解説します。

子どもに「お金を使う喜び」を見せることが大切

子どもを「1000万円稼げる子」にしたいなら、次のふたつは親が絶対に口にしてはいけないNGワードです。

×「うちはお金がない」

×「今日はたくさんお金を使いすぎた」

どちらもうっかり、誰もが習慣的に口にしてしまっている言葉かもしれません。「お金がない」というのは、大人からすれば「好きに使える余分なお金がない」という意味であって、食うに困るという意味ではありません。でも、子どもにはそれがわかりません。

そもそも、「自分が価値を置くものにお金を使う」「一定額を貯蓄する」「収入の範囲内で暮らす」と正しく家計を管理していれば、「お金がない」という言葉は出てきません。

「たくさんお金を使いすぎた」というのも、考えてみればおかしな言葉です。お金というと「使う」ことばかりに目が行きますが、「行動して楽しさや満足感を得たい」からお金を使うのであって、お金を使うこと自体が目的ではありません。

それなのに「ああ、たくさんお金を使ってしまった……」と自己嫌悪に陥るのは、満足感がないからです。価値の高いことに支出を集中できたら、「最高にいいお金の使い方をした」となるはずです。

親が満足度の低い支出を繰り返していると、

お金を使う(行動する) → 後悔する

といった負のサイクルが子どものなかに刻み込まれます。

自分が価値を置くものにお金を使う喜びを知らないまま大人になってしまうと、行動するとお金が減るからと家で寝てばかりいたり、ただひたすらお金を貯め込んだり、やみくもにお金を稼ぐことに執着したり……と、お金に歪んだ思いを抱かせてしまうのです。

「お金がない」「お金を使いすぎた」というふたつの言葉が、つい口をついて出てしまうようなら、親自身が自分のお金の使い方を振り返ってみる必要があります。

自分が価値を置いている行動をする → そのことにお金を使う → 自分も周りも楽しい、満足

といったサイクルをつくっていくことが、子どもに正しいお金の使い方を示す第一歩です。「あれをやめてこっちを買ってよかったね!」「最近、適当に外食するのをがまんしてたから、今日は〇〇シェフのお料理食べられるね。大満足だね!」と、満足度の高い使い方を見せていくことは、非常に大切な教育です。

1/2ページ

最終更新:2019/11/26(火) 10:00
幻冬舎ゴールドオンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事