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「ポリファーマシー」患者の4割超が、不要な薬を飲んでいる

11/27(水) 20:01配信

現代ビジネス

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米国内科専門医の資格も取得している医師の山田悠史氏は、過剰に薬が処方され、それを飲んだだけでお腹がいっぱいになる患者を何人も見てきたという。後篇では、前篇で紹介したような医療のムダを減らすようにと、米国を中心に起こっている運動Choosing Wisely Campaignから考えてみよう。
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アメリカのChoosing Wisely Campaign

 医療のムダは、何も日本だけで起こっているわけではない。私は2018年まで米国で勤務をし、同じようなことが米国でも起こっているのを何度も目にしてきた。

 このような問題に対し、米国では、Choosing Wisely Campaignという形で運動が行われ、これに共鳴する形で、世界でも少しずつその運動が広がりつつある。

 このChoosing Wisely Campaignは、直訳をすれば「賢明な選択キャンペーン」。先に紹介したように、医療の無駄を少しでも減らそうとする取り組みで、米国では、すでに80以上もの学会がこのキャンペーンに賛同し、何らかの形で声明を出している。

 実際、Choosing Wisely Campaignは、米国の現場の医師にうまく浸透してきており、成果を挙げつつある。しかし、これは医師の教育だけでは実現し得ず、患者さんの理解もとても重要である。

高価な薬ほど良い?

 例えば、患者さんの中には、薬を食品や衣服と同様に捉え、「高いものほど良い」という認識がある方もいるかもしれない。より新しい薬、より高価な薬のほうが効果は高く、良質なのではないか――と。私も患者さんから、「私にはジェネリックのような安い薬は使わないでほしい」と面と向かって言われたことがある。

 しかし、実際に医療の世界では、高いものほど良い、というコンセプトは通用しない。製造過程により値段がかかるもの、より新しいものが高い。もし効果が過去の薬剤に劣っていても値段は下がらない。

 また、個々人の病気の具合によって、古い安価な薬と新しい高価な新薬を使い分けなければならない病気もある。高価なブランドバッグのほうが質がよく、高価なレストランに外れがないのとは異なり、薬剤は高価であれば良いというものではない。

 このようなことは、患者さんにもしっかりとした知識がないと、医師と患者の思いの隔たりにつながってしまう。

 「安くて良い薬がたくさんある。そして、効果が同じなら、安いほうが良い。それが未来の医療を守る」

 そんなことを医師だけでなく、皆がしっかりと理解しておく必要があるのではないだろうか。

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最終更新:11/27(水) 20:01
現代ビジネス

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