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予約殺到! 超高額の野外レストラン「ダイニングアウト」とは何か?

11/28(木) 11:01配信

現代ビジネス

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人手不足、低賃金、長時間労働……など、「ブラック化」が問題となっている外食業界。そんな中、ITを取り入れることで業界に変革を起こしているのが、著書『外食逆襲論』で知られる「トレタ」社長の中村仁氏だ。ある広告マンが手がける、数日間限定の野外レストラン「ダイニングアウト」。1回の食事が15万~20万円(宿泊費込み、交通費別途)という高額ながら、予約が殺到しているという。その人気の秘密に中村氏が迫った。
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仕掛け人は生粋の広告マン

 もうひとつ、新しい形の飲食店を紹介しましょう。

 一回の食事が15万~20万円(宿泊費込み、交通費別途)という高額ながら、即時完売する「ダイニングアウト」というレストランがあります。

 いや、正確には、レストランとは言えないかもしれません。数日間限定で、大自然の中でオープンするゲリラ的な野外レストランで、期間が終了したら解体され、消えてなくなってしまうのです。

 この「ダイニングアウト」を発案したのは、外食業界での経験を持たない生粋の広告マン、大類知樹氏です。

 コンセプトは、世界で注目される料理人、時代を代表するクリエイターを招き、五感すべてで土地の豊かさを味わい、新しい日本の楽しみ方を提供すること。選ばれた料理人は、その土地に何度も足を運び、地域への理解や共感を深めたうえでオリジナルの料理を開発するそうです。

 サービススタッフも現地の人たちを起用します。外食経験に関係なく、その土地で生まれ育ち、その土地の文化を知り、そして愛している人たちが、日本中・世界中から集まるゲストをもてなすのです。

 これまで「ダイニングアウト」が開かれたのは、石垣島、尾道、宮崎、ニセコ、鳥取、沖縄、青森など。何もない自然の中で、一からレストランをつくるため、ときにはこのためだけに水道を敷設することもあるそうです。

 常設の店舗には真似のできない、そのとき、その場でしか得られない体験を味わうことができます。

 15万~20万円という1回分の外食の費用としては規格外に高額ながら、毎回瞬時に売り切れてしまうと言います。

 私から見た「ダイニングアウト」のすごさは、これまでのレストランの常識や文脈を、軽々と飛び越えている点です。それは大類さんが、異業種の人だからこそ発想できたのだと思っています。

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最終更新:11/28(木) 11:01
現代ビジネス

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