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悪質モラハラ夫との離婚を迷う31歳妻が「最初にすべきこと」

11/29(金) 7:01配信

現代ビジネス

数時間にわたり説教する夫

 最近、離婚のご相談の内容として多いと感じるのが、モラルハラスメントです。

 結婚3年目のC美さん(31歳)は、どこから話したらよいやらと言いながらも、徐々に様々な夫とのやりとりを語ってくれるようになりました。

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 C美さんは結婚以来いろいろと嫌な思いをしていたようですが、ご本人が違和感に気づくに至ったのは、最近起きたというこんな出来事でした。

 C美さんがうっかりして税務署に税金に関係する書類の提出を忘れてしまったことがあり、気づいて遅ればせながらも手続きをした上で、夫に報告をしたことがありました。

 そのミスで家計に損失が生じたわけではないのですが、夫は、C美さんが取り返しのつかないミスをした、そのせいで、あれもこれも不都合が生じた,自分はこれだけの迷惑を被った等と数時間にわたり説教をしたそうです。

 C美さんは、そのミスが諸悪の根源であるかのような論理展開に違和感を覚え混乱しつつ、自分が悪かったのだという思いと、夫の不機嫌ぶりに、また何か言われたら嫌だという恐れを感じ、緊張してなかなか眠れなくなってしまいました。

 お腹の調子も悪く、行きつけの医者にお腹と睡眠の相談をしたところ、器質的な疾患というより、精神的な問題が影響しているようだと指摘されました。そのため心療内科も受診したところ、家庭でのストレスが影響しているようだと指摘されました。

 思えば、それまでの結婚生活でも夫の機嫌をうかがい、萎縮して生活しており、それが普通のことだったので、人に話すこともありませんでした。しかし体調不良を契機に医師に話したことをきっかけとして、夫婦関係に疑問がわいてきた結果、私のもとに相談に訪れたというわけです。

 C美さんは、まだ自分がどうしたいのか決めることができておらず、私はどうしたらよいのでしょうか? という状態でした。弁護士は、離婚するしないについて、「本人の代わりに決める」ことはできません。

 肝心な決定はご自身がすることですから、まずは、気になる事実関係を書き出すなどして、できごとの振り返りをするとともに、ご自分の気持ちや考えを整理していただくと良いと伝えました。

 並行して、今後離婚を決意した場合、夫の言動を主張し協議の対象としていくのに、証拠がないと水掛け論に陥る可能性があります。

 特に、不貞行為などと違って、モラルハラスメントは、家庭内などの「密室性」があるところで、しかも言葉や態度といった形に残りにくい方法で相手を傷つけます。それは、身体を傷をつける行為ではなく、相手を精神的に傷つけるため、まわりに見えにくく、客観的な証拠を示すことが難しいものです。

 気になったことは日記をつけるなどして、記録化を心がけると良いとアドバイスをしました。ご自身にとっての事実の認識のためにも、記憶の維持のためにも役に立ちます。

 モラハラだけではなく、離婚の可能性を意識したら、「できごとの記録を残す」ことは、非常に大切です。夫婦間で何が起きたかを冷静に、詳細に記録しておくことをお勧めします。

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最終更新:11/29(金) 7:01
現代ビジネス

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