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全日本Jr王者・鍵山優真が語る、憧れの宇野昌磨とライバル佐藤駿。

11/29(金) 20:31配信

Number Web

 「きのうはスヌーピーグッズをたくさんもらって、うれしかったですね。スヌーピー、好きです。部屋の中はぬいぐるみでいっぱいです」

【秘蔵写真】紀平梨花の貴重なジュニア時代に懐かしい中野・浅田・荒川の現役時代、妖艶なザギトワにメドベデワの名演技。

 ジュニア4年目での初タイトルに、自然と笑みがこぼれる。

 現在発売中のナンバーの記事のために鍵山優真(星槎国際高横浜)をインタビューしたのは、11月の全日本ジュニア選手権が終わった翌日。非公認ながらジュニアの世界最高点を上回るフリー171.09点、合計251.01点を出して初優勝した興奮の余韻がまだまだ残っていた。

 「友だちからもたくさんメッセージをもらって、うれしかったです」

 カメラマンから真剣な表情をリクエストされてもすぐに頬が緩んでいく。「真剣な顔、難しいですね」と照れ笑いを浮かべながら、その言葉は弾んでいた。

「やっと強い相手と戦えるようになった」

 全日本ジュニアのフリーで見せた2本の4回転トウループはいずれも加点のつく見事なジャンプだったが、小学生の頃はスピンや踊りの方が好きだったという。今でも海外に行くと、街でかかっている曲に合わせて自然と体を動かしている。

 「海外では街なかで結構音楽が流れているので、洋楽を聞いていると勝手に踊っていることもありますね。聞きながら、“この曲、いいかもな”とか“この曲で踊ってみたいな”というのはあります。知らない曲なら誰の曲なのかを調べたりもします」

 好みはジャズ系。「楽しい曲が好き」という。

 「ちっちゃい頃は、ただ単純に好きという感情だけでスケートをやっていた」という鍵山の心に、自分がスケート選手であるという意識が芽生えてきたのは、小学校高学年の頃だった。

 「自分より強い相手がたくさん出てきて、一緒に戦っているということがすごくうれしくて、自分もやっと強い相手と戦えるようになったんだという思いがありました」

見つかった自分の武器は、スピンや表現力。

 その1人が同学年の佐藤駿(埼玉栄高校)だ。

 「スケート年齢は僕の方が1個上なんですけれど、全日本ノービス選手権で会ってからは試合ではほとんど一緒で、駿はずっと連覇していました。ノービスBの時はあまり意識していなかったのですが、ノービスAに入ってから“こんなに強い選手がいるんだ”と少しずつ意識するようになりました」

 しかし、鍵山はなかなか勝てなかった。

 「最初はかなわない敵かなと思っていましたね。でも、自分の武器が見つかって、それで戦えるようになってからは、最終的には勝ちたいと思うようになりました」

 鍵山が考える「自分の武器」とは何だろう。

 「例えば駿には4回転ジャンプという武器があるんですよ。僕の場合は、スピンだったり、スケーティングや表現力の部分だったり、そういう部分をしっかりと磨いてきたので、それが自分の強みになってきたのかなと思います」

 本人も自覚しているように、ジャンプとスピンやステップなどの表現力の両輪がそろっての快進撃。その横に、佐藤という良きライバルがいることも成長の原動力となっている。

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最終更新:11/29(金) 20:31
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