ここから本文です

2輪販売ナンバー1、ホンダ・レブルが「売れる」理由

2019/11/30(土) 20:11配信

GQ JAPAN

いま日本でいちばん売れているオートバイ、ホンダ・レブル。ごくシンプルでオーソドックスなクルーザーモデルが「選ばれる」理由は? 250cc/500ccモデルをラインナップするレブルの兄貴分たる500cc版に乗ってみた。

【写真を見る】ありそうでなかった? 日本流クルーザー

2018年および19年上半期の販売1位

「東京モーターショー2019」の二輪部門における“The king of the show”は、文句なくカワサキNinja ZX-25Rだったろう。“250ccクラスに4気筒エンジンが復活!”と聞いて、興奮しないバイク好きはいない。25Rとは対照的に、単気筒エンジンを搭載したシンプルなスズキ・ジグサー250SFも“スズキ伝統の油冷エンジン、再び”と話題を呼んだ。

ことほどさようにフルカウルの250ccモデルは、二輪市場でいま最もアツいジャンルだが、では実際に売れているバイクは何かというと、2018年、19年上半期とも、1位はホンダ・レブル250だった。シンプル&ミニマムな、スタイリッシュクルーザーである。

ちょっと意外な気がするが、反面、「そういえば、最近、スマートなクルーザーを目にする機会が増えたかも」と、思い当たる人も多いはず。”ちょっと古い”バイク好きなら、「80年代のレーサーレプリカ全盛時にも、アメリカン(クルーザーは当時“アメリカンバイク”と呼ばれていた)の250cc、流行っていたよね」と懐かしく思い出すかもしれない。時代は繰り返すのだ。

1980年代のアメリカン・ブームの牽引役となった(初代)レブルの名を継ぐのが、レブル250とレブル500。今回試乗したレブル500は、249ccの単気筒に代えて471cc並列2気筒エンジンを積んだ上級版。というか、本来はレブル500の弟分が250というべきかもしれない。

カスタム欲をあおるシンプルさ

クルーザーの「心の故郷」というべき北米では、レブル500と、同300(286cc)がラインナップされる。300は、「Light, nimble and awesome」と謳われ、まあ、エントリーモデルの扱い。webページでは、女性ライダーがさっそうとクルージングしている。

レブルの成り立ちをよく示しているのが、500のwebページで、2018年度版のキャッチコピーは「Custom soul」、2019年では、「It’s a blank canvas」となっている。つまり、カスタムのベース車両として、購入後は「自分の色に染めてください」というわけだ。

ホンダ・レブルを概観すると、コンベンショナルなダイヤモンドフレームに特徴的なタンクを組み合わせ、むっちりと太いリアタイヤでスタイルをキメる。パッと見のフォルムだけで「レブルだ!」と認識できるが、 ヘッドランプやターンシグナルライト類はなんだかショボ……質素だし、リアシートはどこか取って付けた感がある。マフラーも簡素だ。それらを見て、「ちょっと換えてみようか」などと考えたら、ホンダの思うツボ。幸か不幸かアフターパーツも豊富だから“レブル沼”にハマること必至である。

ちなみに、先日のEICMA2019(ミラノショー)では、レブルのマイナーチェンジが発表された。排ガスのさらなるクリーン化に加え、ランプ類がLED化され、メーターや足まわりにも手が入れられた。メーカー自らカスタマイズ……というか、ベストセラーモデルだけに、リフレッシュして「まだまだ稼いでもらわないと」といったところだろう。

1/2ページ

最終更新:2019/11/30(土) 20:11
GQ JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ