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2輪販売ナンバー1、ホンダ・レブルが「売れる」理由

2019/11/30(土) 20:11配信

GQ JAPAN

“足つき性能”は大事だ!

ホンダ・レブル500に跨ると、初めてレブル250に乗ったときの感動が鮮やかに蘇る。うーん、衝撃的に“足つき”がいい!

足つきごときで何を大げさに、と笑わないでいただきたい。長身にして十分な足の長さを確保している方にはわからないと思いますが、165cmの短足ライダー(←ワタシのことです)でも、サドルシートに座ると両足がべったりと地面につき、なおかつ膝周りに余裕があることに気づいたときの嬉しさ、その安心感ときたら! 

それだけでレブルがすっかり気に入ってしまう人も多いはずだ。女性ライダーが、足の長さというより、取り回しの不安を払拭するためにクルーザータイプを選択することも少なくない。レブル500のシート高は250版と同じ690mm。みごとなアンダー700mmである。ただし、車重は250版より20kg重い190kgとなる。

さて、シートに座ったアナタが無意識のうちにキーを右手から左手に持ち替えていたならば、すっかりレブルに馴染んだ証拠……とカッコつけるほどのことではありませんが、同バイクのキーホールはボディ左側面にある。その分バーハンドル中央はスッキリしていて、トップブリッジまわりには液晶を組み込んだ丸いメーターがひとつあるだけ。

ライディングポジションは、軽く腕を伸ばしたところにハンドルがあり、素直に足を落とした位置にステップがある。とても自然だ。ただし並列2気筒の500エンジンは、単気筒の250より「エンジン+ギアボックス」の幅がかさむので、スリムなタンクをホールドするような姿勢はとりにくい。股を少し開いて、ゆるく構える必要がある。スポーツバイクから乗り換えた人には、最初は違和感があるかもしれないが、それもクルーザーらしさといえる。

街乗り向きの250、旅にいざなう500

471ccツインカム4バルブは46psの最高出力と43Nmの最大トルクを発揮する。低回転域から豊かなトルクが湧き出し、軽いビートを利かせながらスムーズにレブル500を運んでいく。

ホイールベースを1490mmと長めにとった恩恵で、直進安定性に優れるレブルだが、アライメントを工夫してトレール量を抑えていることもあり、意外なほどハンドリングに癖がなく、走らせた感じはクルーザーというよりネイキッドバイクに近い。タイヤは前後とも16インチ。ホンダらしい乗りやすいバイクだ。

単気筒を「タタタッ!」と響かせて、軽快に街を駆ける250の場合、たとえばシングルシーターにして、デイパックを背負うようなカジュアルな付き合い方が似合いそう。いっぽうその倍の排気量の2気筒を擁する500は、疑う余地なくラクに速くて、いわばツーリングにいざなうクルーザーだ。

試乗車は、ホンダ純正アクセサリーのリアキャリアを付けていて、これが便利だった。ちょっとしたショートトリップなら、手早くネットで荷物を固定して、すぐに出発できる。もっと本格的な旅に出るなら、大容量のサドル/サイドバッグを装着してもいい。どんな“旅バイク”に変身させるかも、オーナーの大きな楽しみになる。

レブル500の価格は、250より20万円ほど高い79万9700円。各地に足を伸ばして自分のキャンバスにグイグイと絵を描ける、気のおけない、頼りになるクルーザーである。

文/写真・アオキヨシユキ

文/写真・青木禎之 編集・河西啓介

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最終更新:2019/11/30(土) 20:11
GQ JAPAN

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