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中村倫也、神木隆之介は「年下だけど頼りになるし、安心感がある」【<屍人荘の殺人>連載】

2019/11/30(土) 12:00配信

ザテレビジョン

新感覚のミステリー小説として注目され、かつてない斬新な設定と本格的なトリックで話題を集めた今村昌弘の「屍人荘の殺人」を映画化。ミステリーファンはもちろんのこと、サスペンス系が好きな人の間でも人気を博している原作に、映画ならではのアレンジを加えた本作。12月13日(金)に公開が迫る中、出演者の神木隆之介、浜辺美波、中村倫也にリレー形式でインタビューを敢行!

【写真を見る】キス寸前!?葉村(神木隆之介)と明智(中村倫也)が大接近!

今回は、映画「3月のライオン」(2017年)での共演以来、親交を深めている神木隆之介と中村倫也の対談を2回に分けて紹介。劇中では自称“ホームズ&ワトソン”という関係にある大学生探偵コンビを演じた二人が、木村ひさし監督の演出法など、撮影の裏側などを振り返った。

■ 臨機応変に演じていきたいと思っていました(神木)

――神木さん演じる葉村と中村さんが演じられた明智は、同じ大学のミステリー愛好会に所属する仲間。明智が会長で、葉村が万年助手という上下関係はありつつも、探偵コンビとしてバディを組むにあたって、何か話し合われたことはありましたか?

神木「互いに面と向かって話し合うことはなかったですけど、僕としては“柔軟に”とは思っていました。というのも、この映画には明智さん以外にも濃い登場人物がたくさんいて、僕が演じた葉村はそれを受けていかないといけないキャラクターだったので。なので、何にでも反応できるよう、臨機応変に演じていきたいなとは思っていました」

中村「そこが隆のすごいところだよね。ちゃんと自分の役目を分かっているから、演じていても頼りになるし、隆とならわざわざ話し合わなくても大丈夫だという安心感があるんですよね」

神木「だとしたら、うれしいです」

中村「隆は年下ですけど、子供のころからやっているので僕よりもキャリアがあって。これまでにもたくさん主演作をやってきているし、みんなで一緒にものを作ることの意味を知っているんですよね。なので、僕が明智としていくら振り回しても、その都度の反応でちゃんと話の本筋に戻してくれるんです。そういう人が主演だとこちらも思い切ってやれるので、ありがたいですね」

神木「それはちょっとほめ過ぎですね(笑)」

――映画「屍人荘の殺人」リレー連載の第2回で、大学生探偵・剣崎比留子を演じられた浜辺美波さんが「(撮影が進むうちに比留子が)いつの間にかお相撲好きなキャラになっていた」と話されていましたが、お二人が演じられた葉村と明智にもそういう裏設定的なものはあったのでしょうか?

神木「そういう意味では、葉村が演歌好きなところかな。あれも監督がリハーサルのときにニヤニヤしながら近づいてきて、突然言われました(笑)」

中村「『帰ってこいよ~♪』の松村和子さんだったっけ?」

神木「そう(笑)。もちろん、曲は知っているんですけど、僕の世代はリアルタイムではないので、“そこなのか!?”とは思いました(笑)」

中村「明智の場合は、プロレスラーの永田裕志さんを必死で探しているシーンかな。僕は映像的には映っていないんだけど、『いないじゃないか! どこだ?』という声だけで参加していて。裏設定と言えるほどのことではないとは思うけど、ここは乗っかった方が意外性があって面白いだろうなと思ってやっていました(笑)。でも、ああいうのも全部、現場で急に渡されますからね」

■ 全て現場でのノリで決めるというね(笑)(中村)

――木村ひさし監督はドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」(2018年TBS系)や「民王」(2015年テレビ朝日系)などを撮られていますが、本当にフレキシブルな演出をされる方なんですね。

神木「現場での変更は本当に多かったです」

中村「いわゆる小ネタと言われるものは、全て現場でのノリで決めるというね(笑)」

――それにビックリすることはなかったのでしょうか?

神木「僕は『SPEC』シリーズで一緒にやらせていただいた堤幸彦監督で慣れていたので。堤さんの現場も相当ですからね(笑)」

中村「木村さんの場合、ニコニコしながら近づいてくるから、きっとこの“おもちゃ”が楽しいんだろうなと思って。意味が分からないこともたくさんあったけど(笑)、僕らもそれを楽しんでやっている感じでしたね」

神木「そうそう、『理解できなくていいです。僕の趣味なんで』と言っていましたよね(笑)。でも、そうやって監督自身が現場を楽しんでくれているのが分かると、演じている僕らもうれしくなって、余計にそこに乗っかかりたくなるというのがあって」

中村「あと僕が好きだったのは、リハーサルに入る前に監督から『面倒くせえな』という心の声が漏れていたところ(笑)。確かに登場人物は多いし、ときにはミスリードを誘わないといけないので演出は大変だったと思いますが、役者の性格や状況を見ながら、このメンツなら成立するという足し引きの計算をちゃんとされていたのが印象的でした」

――そういった木村監督の演出を含め、この映画においての個人的な注目ポイントはありますか?

神木「倫くんは、秋山(坂口涼太郎)のことをキャラクター的にとても気に入っていたよね?」

中村「明智と葉村が通う大学のシーンで、最初にミステリー愛好会に相談してくる彼ね。だって、舌打ちはするし、声も小さくて…(笑)。それが最初に出てくるので、この映画はこういうテイストなんだと分かるし、いろんな意味で面白いキャラクターだったと思います」

神木「確かに彼が最初の段階でいたから、この後に出てくる濃いキャラクターたちが成立する感じがありましたよね。いやー、すごいです。そういった意味でも隅々まで見逃せない作品になっているので、ぜひ劇場でお楽しみください!」(ザテレビジョン・取材・文=馬場英美)

最終更新:2019/11/30(土) 12:00
ザテレビジョン

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