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「ターミネーター最新作」が世界中でコケた理由

11/30(土) 16:00配信

東洋経済オンライン

 おそらく、彼はもう戻ってこない。『ターミネーター/ニュー・フェイト』は、作り手の期待からはほど遠い、新たな運命を決定づけてしまった。

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 今作は、生みの親であるジェームズ・キャメロンが製作とストーリーを担い、リンダ・ハミルトンが25年ぶりにサラ・コナー役で戻ってくるということで大きな期待が寄せられたシリーズ6作目。公開初週こそ日米ともに1位を獲得したものの、その数字は予想をはるかに下回るもの。下落率も激しく、北米では3週目にして早くもトップ10圏外に落ちてしまった。

 現在までの世界興収は2億4900万ドル。製作費はおよそ1億9000万ドルと高額なうえ、世界規模のマーケティング費用がかかっており、収支トントンになるには最低4億8000万ドルの売り上げが必要と見られているが、もはやその数字を達成するのは不可能だ。

 これは、評価ではずっと劣るシリーズ5作目『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(世界興収4億4000万ドル)の半分強にしかならない成績。人気を取り戻すためのテコ入れと思われていたのにこの結果とあり、ターミネーターシリーズはもはやこれで打ち切りだろうとささやかれている。

■「ターミネーターの敗因」とは? 

 『ニュー・フェイト』は、表面上は4年ぶりの新作だが、シリーズ3、4、5作をなかったものとし、キャメロンが関わった最後の作品である『ターミネーター2』の直接の続編という位置づけにある。『ターミネーター2』が公開されたのは、1991年。どうやらそのタイムラグが、今作の敗因の1つと見てよさそうだ。

 まず、28年前に今の若い観客は、まだ誰も生まれていなかった。つまり、彼らは、今の40代後半以上の人たちのように、劇場で『ターミネーター2』を見て、あの驚くべきテクノロジーやハミルトンの肉体美に感激するということを、体験していないのである。後にブルーレイなどで観たとしても、当時、映画館で観るのとでは、インパクトが違う。例えば28年前は、携帯電話すら一般化していなかったのだ。

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最終更新:11/30(土) 23:10
東洋経済オンライン

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