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「おまえも死ぬぞ」に10万“いいね” 「お寺の掲示板」人気の理由

11/30(土) 7:31配信

デイリー新潮

「おまえも死ぬぞ」
「ばれているぜ」
「NO ご先祖,NO LIFE」
「君たちがいて僕がいる」……。

【写真】「強烈!」「シンプルなのに深い」 いま「お寺の掲示板」が熱い!

 一読して何の脈絡もなさそうな言葉ですが、実は、ある共通点があります。

 これらの言葉はすべて、お寺の門前に設置されている「掲示板」に掲げられた言葉なのです。

 最近になって、この「お寺の掲示板」を取り上げるメディアが増えています。新聞や雑誌をはじめ、「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系列)や「あさイチ」(NHK)といったテレビの人気番組でも特集が組まれ、2019年9月には書籍『お寺の掲示板』(新潮社)も刊行されました。

 各所で話題を呼んでいる「お寺の掲示板」ですが、そのきっかけは、2018年7月より開催された「輝け! お寺の掲示板大賞」。TwitterやInstagramなどのSNSで掲示板の写真を募集し、その投稿作品を選んで発表する企画です。投稿者は、偶然お寺の前を通りかかった人や、実際に掲示板の標語を書いた寺院関係者などさまざま。

 同賞が、同年10月1日より「ダイヤモンド・オンライン」で連載(「『お寺の掲示板』の深~いお言葉」)が始まると、人生指南になりそうな言葉や、思わずドキッとさせられるユニークで意外性のある言葉が、SNSを中心に話題を呼び、人気コンテンツとなります。2018年7月~10月に集まった投稿は、約700作品。本記事冒頭の掲示板の言葉は、この時に投稿されたものです。

 企画の発案者は、浄土真宗本願寺派僧侶で、公益財団法人仏教伝道協会に勤める江田智昭さん(43)。

「もともといろいろなお寺の掲示板を読むのが好きで、それを集めたらきっと面白い企画になるのではないかと思って立ち上げたのですが、予算もほぼゼロだから当然広告も打てず、最初は投稿が全く集まらなくて……」

 ところが、ひとつの投稿作品が、状況を一変させます。

 企画開始から2週間後、「おまえも死ぬぞ 釈尊」という岐阜県・願蓮寺の掲示板を撮影した作品が発表されると、「強烈!」「シンプルなのに深い」「本当にお釈迦さんはそんなことを言ったのか!?」など、さまざまなリアクションを呼び、SNSを通じて瞬く間にネット上に拡散。5万を超えるリツイート、10万を超える「いいね」が付き、第1回「輝け! お寺の掲示板大賞」も受賞しました。

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最終更新:11/30(土) 9:38
デイリー新潮

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