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【試乗】ジャガーIペイスはEVならではの軽快な走りが楽しめる、これこそ新世代SUVだ!

2019/12/1(日) 12:01配信

Webモーターマガジン

BEV特有の航続距離への不安は走って解消された

ドライブフィールはBEVであってもやはりジャガーらしい。Iペイスの車重は2トン以上あるが、そもそもジャガーはFペイスにしてもEペイスにしても物理的な重さとは別の「テイスト」としてドッシリとした重量感とその質感、そしてそれがひと塊で走るスポーティさが個性としてある。

ワインディングロードで欲しいトルクを瞬時に得られるモーターによる加速とトルク、そして強力な減速も可能にする回生ブレーキを使ったワンペダルドライブが連続可変付きエアサスペンションを装備する走りに一層のメリハリを与えてくれた。やや重ためのステアリングフィールがこれを操る感覚を一段と強く与えてもくれる。

Iペイスはハイとローの回生ブレーキの設定があり、ハイは低速走行でもアクセルペダルを内燃機関のような感覚で緩めると、強烈なエンジンブレーキがかかるような減速Gが発生し、ウッカリすると自分でもビックリしてしまうほどだった。

ローモードは一般的な走行が可能だ。ワインディング路ではエネルギー回生も多くかつリニアな走行が楽しめるハイモードがいいが、欲を言えばハイとローの中間があるとより様々なシーンで使いやすい。もっと欲を言えばパドルで何段階か回生ブレーキの強さを選べたらスポーティな運転好きにとっても魅力が増しそうだ。

そうしたことを考えつつ、航続距離を意識しながらも様々な場面でいろいろなドライビングスタイルを試した結果、165kmの走行を終えてもまだバッテリーにはの航続が可能な容量が残っていた。ほぼ、メーターに表示される航続距離どおりだったのだ。

バッテリーの搭載量も多いが、エネルギーの出し入れの効率もよさそうだ。しかし気になるのが所有した際の充電だろう。Iペイスは、最大7kWの普通充電と100kWの急速充電(日本では50kWのCHAdeMO)に対応。0%から80%まで充電するには、100kWの場合は約40分だが、50kWの場合は約85分、普通充電では約10時間を要する。

回生効率に優れ、パフォーマンスと航続距離にも優れるもののたくさんバッテリーを消費してしまうとその分、充電時間もかなり必要になるが、休憩や買い物の合間にこまめに、もしくは自宅で充電できるなら、所有するメリットも魅力も多いに享受することができる。そしてなによりデザイン的な個性とジャガーらしさ、さらにBEVのメリットを活かす走りを持つIペイスは、他にはない魅力が感じられるはずだ。(文:飯田裕子)

ジャガーIペイス 400V HSE 主要諸元

・全長×全幅×全高:4695×1895×1565mm
・ホイールベース:2990mm
・車両重量:2240kg
・モーター最高出力:400ps
・モーター最大トルク:696Nm
・駆動方式:4WD
・車両価格(税込):1184万円

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最終更新:2019/12/1(日) 12:01
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