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小沢コージがポルシェ タイカン試乗!──EVであっても貫かれるポルシェブランドの哲学

2019/12/1(日) 21:41配信

GQ JAPAN

モーターという強力な動力を持つEVモデルの加速性能は極めて高い。そしてその事実は広く知れわたりつつある。しかし、そこに内燃機関のような「味」は存在しないと思っている人も多い。では初のEVモデルを作ったポルシェはどうなのか。その実力、フィーリングを早速試してみた。

【写真を見る】ポルシェがつくったポルシェらしいEV

ポルシェから感じるタイカンへの自信

正直驚いた。まさか、こんなに凄いクルマとは思わなかった。そう、ポルシェ初のピュアEVセダンのタイカンである。

ラッキーにもLAで行われたWCOTYこと世界カーオブザイヤー試乗会で乗れたのだが、完全に予想を上回っていた。

単純にメッチャクチャ気持ちのいいクルマ、超濃厚ポルシェ風味なのである。加速にせよハンドリングにせよ、ヘタなガソリンポルシェよりポルシェっぽいと思った。電動化で逆に味が研ぎすまされた、と感じるほどに。

私は別のコラムにも書いているが、このタイカンはある種のテスラ・モデルSキラーではあると思う。それはポルシェが初のEVを2ドアスポーツではなく、この大きめの4ドアセダンから作ったことからも予想できるし、ボディサイズは全長4963×全幅1966×全高1378mmで、テスラ・モデルSの全長4970×全幅1964×全高1445mmに酷似。全高のみタイカンの方が低いが、そこには明確なメッセージが見て取れる。「ウチの方が運動性能は高いぞ」という。

小沢は夏に上海で行ったタイカンエンジニアとのインタビューを未だに覚えているが、彼は「テスラはライバルではない」と一応否定した後に「ただ、本物のクルマが欲しいんじゃないでしょうか」と言った。ウチの方が本物のスポーツEVを作れると言わんばかりだ。

そうでなくともテスラの北米を中心とする販売数は物凄く、小型のモデル3が加わってからますます加速。2018年の世界販売はポルシェ25.6万台でテスラ24.5万台。うかうかすると追い越されかねない。この辺りで、どっちが上かハッキリさせてやる! と勝負に出てもおかしくないはずなのだ。

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最終更新:2019/12/1(日) 21:41
GQ JAPAN

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