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脳の専門家が教える、通勤電車で脳を鍛えるトレーニング法

2019/12/2(月) 12:01配信

ライフハッカー[日本版]

毎日、混みあった電車に長時間乗って通勤するストレスは相当なものがあります。他にすることもないので、仮眠時間にあてたり、スマホでSNSやニュースをチェックしたりするもの。そんな通勤時間を有意義だと考えている人は少ないと思います。

もし電車通勤の時間が、脳力を増強し、ビジネススキルを伸ばす絶好の機会になるとしたら?

「通勤電車の中は他に類を見ない“脳を活性化する最高の空間”」と説くのは、加藤プラチナクリニックの脳内科医、加藤俊徳院長です。

加藤院長は、自宅から徒歩圏内にクリニックを構えながら、あえて朝に電車で出かけ、カフェで勉強して電車で帰ってくるほど、電車通勤の効用を実感する1人。

10月には、発達脳科学・MRI脳画像診断の専門家としての知見にもとづき、新書『脳にいい! 通勤電車の乗り方 - 脳内科医がズバリ解説』 (交通新聞社) を上梓しています。

ふつうなら疲れるだけの電車通勤をどう活用すれば、脳力の向上に生かせるのでしょうか。本書からその秘訣の一端を紹介しましょう。

脳には「番地」がある

本題に入る前に、ちょっと専門的な話から。脳は1千億を超える神経細胞からなりますが、同じような働きをする神経細胞が集まって集団を形作っています。

この集団は、右脳と左脳におよそ60ずつ、計120あって、加藤院長はこれらを「脳番地」と呼んでいます。

脳番地は、役割に応じて8つの系統に大別できます。その1つの運動系脳番地は、身体全般を動かすときに働きます。記憶系脳番地だと、何かを思い出したり、新たに記憶する働きに関わっています。

そのほかに、感情系脳番地、伝達系脳番地、理解系脳番地、視覚系脳番地、聴覚系脳番地、思考系脳番地があります。

こうした番地で分けられる脳の各機能は、年齢を重ねても成長させることができるそうです。人によってどの脳番地が発達し、どの脳番地が比較的未発達のままであるかは、各人が積み重ねてきた経験・学習の種類によって異なります。

ところで、弱い脳番地があるからといって、そこだけ狙い撃ちして鍛えようと思っても、脳が疲弊しやすく時間もかかって、効率的とはいえないと加藤院長は述べています。

むしろ有効なのが、「脳番地同士はつながって成長する」という脳の習性を生かすこと。他の成長した脳番地を働かせると、弱い脳番地も連動して強くなっていくのです。

また、同じ脳番地ばかり使っていると、脳が疲弊しやすくなり、しまいにはやる気の喪失やいらだちへとつながります。

例えば、乗車中はずっとスマホの画面を見続けると、視覚系脳番地ばかり酷使し、気分転換のつもりが余計疲れる、ということになりがち。こんなときは、音楽を聴くなど、違う脳番地を使う「脳番地シフト」が有効だそうです。

さて、こうした脳番地の特性は、電車通勤とどうかかわってくるのでしょうか。以降、具体的に説明しましょう。

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最終更新:2019/12/2(月) 12:01
ライフハッカー[日本版]

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