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おなかの膨満感解消に、リンゴ酢は効果的なのか…管理栄養士が解説

12/2(月) 12:05配信

ウィメンズヘルス

昼食にパンを食べたあとや生理中など、お腹の張りに悩まされることはよくある。この不愉快な膨満感を防ぐための解決策はあるの? 膨満感の予防にリンゴ酢が効くというのは、果たして本当? その内容をイギリス版ウィメンズヘルスからご紹介。

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「お腹の張りにはリンゴ酢が効く」と信じる人が多いのはどうして?

これには全て、プロバイオティクスが関係していると話すのは、大学医療センターフェニックスの循環器系集中治療室(ICU)に所属する管理栄養士のアシュリー・アマラル。リンゴ酢に含まれるプロバイオティクスの主な成分は、リンゴを発酵した後に得られる糖の副産物、「酢酸」なのだそう。

つまり、プロバイオティクスは、善玉菌を増やして腸の健康を維持するほか、お通じを改善してくれるので、リンゴ酢を飲めば、膨満感を感じにくくなるという発想。

でも残念なことに、この仮説を裏付ける科学的根拠がないだけでなく、リンゴ酢に含まれる善玉菌は、胃の中の酸性環境で生き延びることができないという。

また、リンゴ酢に含まれる他の成分「ペクチン」にも、お腹の張りを和らげる効果があると考えられている。ペクチンとは、熟した果物に含まれる水溶性食物繊維の一種で、アマラルが言うには、結腸の健康に有益であり、お通じを良くするなど、お腹の調子を整えてくれるメリットがいっぱいなのだそう。

しかしながら、リンゴ1個に含まれるペクチンの含有量は、リンゴ酢大さじ1杯分に含まれるペクチンよりもはるかに多い。「実際にペクチンの効果を得るにリンゴ酢を4分の1カップ飲む必要があるんです」と、アマラル。

結局のところ、膨満感を減らすためにリンゴ酢を飲むべき?

ペクチンの効果を得るために、リンゴ酢を4分の1カップも飲もうとすると、それは体にとっていいとは言えない。

「リンゴ酢は、酸性度が非常に高いのです」と、アマラル。大さじ1杯を超える量のリンゴ酢を摂取すると、歯のエナメル質が溶けたり、消化管を刺激したり、酸の逆流を引き起こす恐れがあるという。リンゴ酢を飲み過ぎた場合の最悪なシナリオは、体内のカリウム濃度が減少し、筋肉や神経機能に悪影響を及ぼしてしまうこと。

でも、健康的な食生活を送るうえで、リンゴ酢の使い道が多いのも確か。「サラダのドレッシングやマリネ、ピクルスを作るときは、リンゴ酢を取り入れるといいですよ」と、アマラル。お腹の張りを予防したければ、塩分の摂取量を控えめにして、水分をしっかり補給すること。これが、科学的に証明された自然な対処法なのだそう。

※この記事は当初、アメリカ版ウィメンズヘルスに掲載されました。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

最終更新:12/2(月) 12:05
ウィメンズヘルス

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