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【Japan Data】五輪マラソン代表は箱根駅伝経験者が7割 : でも勝てない…

2019/12/2(月) 11:04配信

nippon.com

2020年の東京五輪、男子マラソンの残り1枠は、福岡国際、東京、びわ湖毎日の3大会で、現・日本記録を上回った最速選手が選ばれる。該当者がいなければ、日本記録を保持する大迫傑選手が代表に決まる。これまでの五輪男子マラソンの代表選手の7割が箱根駅伝経験者だが、成績は振るわない。果たして、2020はどうなる?

学生の長距離ランナーにとって正月恒例の箱根駅伝は憧れの舞台だ。往復200キロの走路の沿道には応援の人垣が絶えず、生中継のテレビ放送は30%前後の高視聴率をたたき出す。毎年、いくつものドラマがあり、多くのスター選手が生まれる。中学・高校時代に頭角を現した選手は吸い寄せられるように箱根駅伝の強豪校に集まる。

1984年のロサンゼルス五輪から2016年リオデジャネイロ大会まで9回の五輪男子マラソン代表選手のべ27人のうち7割にあたる18人が箱根駅伝出場経験を持つ。

しかし、箱根の有力選手が必ずしも五輪で活躍しているわけではない。ロサンゼルスからリオデジャネイロまでの27人中、入賞(8位まで)したのは8人だけ。そのうち箱根経験者はわずか3人で、5人は高校から実業団入りした選手だ。日本人として最後の五輪の男子マラソンメダリストである森下広一選手(1992年、銀)も箱根は未経験。

駅伝はチームの総合力発揮に指導者の関心が向かうため、個人の能力アップが二の次となることが問題点として指摘されている。また、あまりの注目の高さに、箱根出場を果たして燃え尽きてしまう選手もいるという。

2020年の東京五輪代表に内定している中村匠吾選手と服部勇馬選手も箱根駅伝に出場している。中村選手は駒沢大で3回出場し、4年生の時に1区で区間賞を獲得。服部選手は東洋大で4回出場、3年、4年では「花の2区」で区間賞を獲得したスター選手だ。東京五輪残り1枠の出場権を手にするのも箱根経験者なのか。そして、「箱根経験者で五輪マラソンメダルなし」の歴史に終止符を打てるのか。

記 : 本文中の服部勇馬選手の出身大学を誤って記述していました。12月2日訂正しました。お詫び致します。

最終更新:2019/12/2(月) 11:35
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