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<シャーロック>山田真歩、クミコとの共通点は「どこまでも知りたいという探究心」

12/2(月) 6:15配信

ザテレビジョン

ディーン・フジオカが主演を務める月9ドラマ「シャーロック」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)で、捜査一課の巡査部長・小暮クミコを演じている山田真歩。上司で警部の江藤礼二(佐々木蔵之介)と絶妙なコンビネーションを見せる山田にインタビューを実施した。

【写真を見る】事件を解決するため、クミコ(山田真歩)も奔走する

本作は、アーサー・コナン・ドイルが生んだ「シャーロック・ホームズ」シリーズを原作にしたミステリー。原作上“シャーロック・ホームズ”にあたる誉獅子雄(ほまれ・ししお)役のディーン・フジオカ、“ジョン・ワトソン”にあたる若宮潤一役の岩田剛典がバディを組んで難事件を解決していく。

12月2日(月)放送の第9話では、クミコは誕生日を迎える。そこで獅子雄、若宮、江藤とともにとある有名イタリアンレストランに集うことに。そんな中、この有名店の味が以前と変わり、名物料理も出せないことが発覚。

若宮がこの謎の推理を提案すると、獅子雄は店がオープンする前に異常事態が起こったことを指摘。レストランという密室空間で起きた事件を、フルコースが終わるまでに獅子雄が解決する。

――同作品のレギュラー陣の中では、クミコが紅一点ですね。

あまり紅一点であることは意識していないのですが、皆さん男前で背が高い方が多いので、その中で一人だけ背が小さくて女であるという点が、ビジュアル的に面白いと思っています。

みんながクミコのことを“グレ”とか“グレちゃん”と呼んでくれて、笑いが絶えない現場です。

■ キーワードは“女性の政治家”

――佐々木さんとバディを演じる上で、意識していることはありますか?

コンビの演技は一人では出せない魅力があります。自分だけが突っ走るのでなく、相手と一緒に呼吸を合わせて演技をしていくことが大切と思っています。蔵之介さんがどういうパスを出してくるのかを、ちゃんと感じられるようにしていきたいです。

蔵之介さんはシーン全体のことや、自分がどう居たら相手が面白くなるかをすごく意識されている印象で、それでシーンがどんどん面白くなるのを見てきました。なので、そこにちゃんと乗っかっていきたいです。

――クミコを演じる上で思い描いている女性像はありますか?

撮影前に西谷(弘)監督とも小暮クミコの人物像について話し合ったんですが、女を武器にするというよりは男勝りな人にしてほしいと言われました。刑事はやはり男性が多いと思うのですが、その中で対等に切り込んでいく人なので、“女性の政治家”というキーワードも出ました。

イメージを膨らませるため、女性の政治家のことを調べたり、彼女たちの国会の答弁の様子を見たりもしました。『女に向いている職業―女性私立探偵たちの仕事と生活』(朝日新聞社刊)という探偵を仕事にする女性たちのインタビュー集も読んで、生の声も参考にしました。

彼女たちがなにをモチベーションにして仕事をしているのかは、もちろん一人ひとり違います。ですが、「迷ってられない」「家族がいても仕事のときは体を張らなくてはいけない」という仕事に対する姿勢は学ぶ部分が多かったです。

――クミコが誕生日を迎える第9話での見どころを教えてください。

いつもはスーツのクミコですが、今回はワンピースでちょっとおしゃれをしています。誕生日で華やかなレストランに行くので、普段とは違うウキウキ感がありますね。

もちろん最終的には事件を解決しないといけないですが、普段見えない彼女のプライベートな部分や意外性が見えると思います。食事をする場所なのでその人らしさが出ますし、「彼女こんなことも詳しいんだ」という部分があったり、「いつもと違って女性らしいな」という一面があったり。

また、普段はロケでいろいろな場所に行くことが多いのですが、今回はセットの中で密室劇を演じます。ちょっと演劇のような感じで、そこも面白いと思います。

■ 「普段は至って穏やかです(笑)」

――クミコをはじめ、山田さんが演じる役柄は力強いキャラクターが多い印象ですが、普段のご自身と比べるといかがですか?

普段は至って穏やかですよ(笑)。日常生活で会った方は、全く気がつかないか、「全然印象が違う!」と驚かれることが多いです。話し方も、いつもはゆっくりで柔らかい話し方をしていると思います。ですから、今回のクミコでは、テンポ良く、滑舌も良く、ハキハキとしゃべるということに、最初は苦労しました。

でも、力強い女性の役を演じることは楽しいです。私も興味を持ったことに対してはどこまでも知りたいという探究心は強いので、その部分では近いものがあるのかもしれません。

――演じている役柄によって、普段のご自身の話し方や私生活に変化が及ぶこともあるのですか?

自分では気がつかないのですが、クミコを演じた直後に仲の良い友人に会うと「今日、なんか気合入ってるね」とか「テンション高いね」と言われます。でも自分では普通に話しているつもりなので、全然気がつかないんです。

以前、「島々清しゃ」(2017年)という沖縄が舞台の映画に出演したときに、バーで働く水商売の女性・さんごを演じなくてはいけなくて。衣装合わせの時に露出度の高いワンピースを着たのですが、監督に「文学の匂いがするなぁ。この人は本なんて読まないし、お酒を毎日飲むような女性だから」と言われてしまって…。

さんごは人懐こくて、あけっぴろげな女性なのですが、私はまだそうじゃなかった。そこで、沖縄の島での撮影中は、ワンピースのまま海に飛び込んだり、酔っぱらって地面に大の字に寝転がったり、みんなに抱きついたりしてたんです。

ずっとそうしていたら、スタッフの方が陰で「山田真歩は変な人だから気をつけたほうがいい」と言っていたみたいで。後からそれを知って、悲しい気持ちになりました。「私そんな非常識なことしない!」と思ったんですが、思い返せば確かにやってたんですね(笑)。でも、その時は必死だったんです。

■ 「皆さんに楽しんでいただける作品に関われたことがうれしい」

――ドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)の木下あかね役で山田さんのことを知った方も多いと思いますが、反響はいかがでしたか?

いろいろな人から「面白い」とか「見てます」と連絡をいただきました。それから、電車やカフェですぐ隣の人たちが「あな番」の犯人の考察をしていたり。街で普通に過ごしていて、こういう出来事があったのは面白かったです。

私個人については、いつも通り、いただいた役を一生懸命愛そうとして演じたので、何かが変化したということはないです。

私は視聴率は気にしたことが一度もなくて。その現場の雰囲気や、共演者、スタッフの熱意を体感して、「この作品はきっと面白くなるだろうな」とか「この作品を愛してくれる人はいるだろうな」と感覚で測っているんです。

もちろん、みんなが喜んでくださるのはうれしいので、視聴率は高い方がいいです。でも、「あなたの番です」も最初は視聴率が低いと聞いて、「そんなこと気にしなくていいじゃないですか」と言ってましたし、徐々に高くなってきても「そんなこと気にしなくていいじゃないですか」って言い続けていました(笑)。

結果的に、皆さんに楽しんでいただける作品に関われたことがうれしいです。

――木下は個性的でしたが、力強い目線が印象的でした。

実は、「シャーロック」の西谷監督からもキャスティングしていただいたときに、「目が印象的。警察官と同じで“見抜く目”を持っている」と言われたんです。昔から好奇心が強いので、一生懸命何か物事を見ていると、そういう目になっちゃうのかもしれないですね。

ですので、自分の中の「知りたい」という気持ちと、木下さんの「知りたい」という気持ちがリンクしていたのかなと思います。

――2020年の目標や抱負を教えてください。

これからも面白い仕事や面白い人に出会いたいです。そのために、自分がもっと面白くなっていきたいです。

(ザテレビジョン)

最終更新:12/2(月) 10:57
ザテレビジョン

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