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それはメールの誤送信から始まった─4年前に全米で話題になった“友情物語”のそれから

12/3(火) 7:30配信

クーリエ・ジャポン

アメリカでは、今年の感謝祭が終わったばかり。今年も年に一度の神様からの恵みを家族、恋人、友人たちと盛大にお祝いした人たちが多かっただろうが、4年続けて感謝祭の食事を共にしたこの2人の絆は、ある“間違い”から生まれたものだった──。

2016年の感謝祭前、アリゾナに住む女性ワンダ・デンチは、ジャマール・ヒントンという少年に誤ってテキストメッセージを送信してしまった。

ワンダは孫宛に感謝祭の予定についてのメールをしたつもりだったが、ヒントンが送信先を間違えていると返事。そして彼は、同じアリゾナに住んでいるので、自分も感謝祭の食事に行ってもいいかとワンダにたずねた。

彼女の返事は「もちろんよ。それがおばあちゃんの仕事。みんなに食べさせることがね」。こうして彼は感謝祭のディナーに招待された。

それから2人の間に不思議な友情が生まれ、以降もヒントンはワンダの感謝祭に毎年招かれている。当時は高校生だったヒントンも、今では20歳の立派な青年。17年からはガールフレンドと共にワンダの家に招かれている。

「ニューヨーク・ポスト」によれば、なんでも彼は今年の感謝祭の前日に彼女との2人暮らしをスタートさせたそう。当初は引っ越しもあり、ディナーに参加できるか微妙と話していたようだが、無事にテーブルを囲むことが出来た。しかも今年は、彼らが食事の準備までしたそうだ。
彼らのストーリーは、4年前に世界中に知れ渡った。今では定期的に連絡を取り合い、今年のハロウィーン前には、ワンダの夫、ヒントンのガールフレンドも入れた4人でパンプキンパッチ(ハロウィン用のかぼちゃを売っている場所)に出向き、時間を共にした。

人間関係が希薄な現代社会において、一度きりの夕食で終わらず、お互いを気遣い合って続く、彼らのような関係性は珍しい。2人はこれからも一緒に感謝祭を過ごし、偶然から生まれた関係に感謝し続けるに違いない。

COURRiER Japon

最終更新:12/3(火) 13:29
クーリエ・ジャポン

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