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理想像は川島慶三。西武・水口大地が再確認した己が進むべき道

2019/12/3(火) 10:56配信

週刊ベースボールONLINE

球団が求める“水口大地像”

 12月2日、西武ライオンズの主力選手の契約更改が開始された。昨年同様、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでソフトバンクの前に敗退し、2年連続で日本シリーズ進出は逃したが、チームは最大の目標であるパ・リーグ連覇を達成。全体的に、査定は“暖冬”傾向が予想されている。初日となったこの日も、中村剛也が9030万円増の3億5000万円でサインと、貢献度に対して球団側も最大限の評価を示した。

 こうした、年俸交渉が契約更改の主な内容となる中で、水口大地は770万円の現状維持(金額は推定)を受け入れつつ、もう1つ、来季の自分の方向性を決める貴重な場にすべく、この交渉の席に臨んでいた。球団側からの話を聞くだけではなく、自ら「来年、自分がなるべき姿を聞きました」。

 今季は20試合に出場したが、先発出場3試合、途中出場17試合。うち、15試合が代走としての起用だった。特に、優勝争いが佳境に入った9月3日に一軍再昇格してから出場した11試合は、すべて代走から。その中で、盗塁を決めたり、得点走者になるなど、“足”でのチーム貢献に手応えを感じつつあった。「求められている役割もそこなのだとしたら、足のスペシャリストを目指すというのも、1つの道なのかな……」という考えが生まれたからだ。となると、「今の体重では重い。これまで続けてきた上半身のウエートトレーニングをやめるなどして、スピードに特化した体作りをするべきだと思う」。そうした、取り組みへの迷いを払拭するためにも、球団が求める“水口大地像”がどこにあるのかを、今一度しっかりと確認しておきたかったのである。

 返ってきたのは、次のような答えだったという。

「そこ(足だけ)ではなくて、水口には、ユーティリティーさとか、安心される選手になってほしい」

 これまでも、“万能さ”は磨こうと意識してきた部分ではあった。だが、あらためて明確な言葉にして求められたことで、己の生き残る道はよりはっきりとした。

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最終更新:2019/12/3(火) 10:56
週刊ベースボールONLINE

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