ここから本文です

自分で釣ったフグを食べた人が重症……でも食べたい! 美味しくいただく方法は

2019/12/3(火) 18:00配信

ルアマガ+

フグの美味しい季節だ。
「フグは食いたし命は惜しし」とは、毒は怖いなどとうそぶきながら勇んでフグを食べに行くフグ好きのことわざだが、美味しいものはやはり人を惑わせるのか。

【フグよりも美味しい!? あの魚の料理法画像はこちら!】

12月1日、広島県呉市で自分で釣ったフグを自分でさばいて食べたという70代の男性が、しびれの症状ありとして医療機関に搬送された。
12月2日午後2時頃、患者を診察した医師から呉市保健所に食中毒の届け出があり、患者の喫食状況および発症状況から、呉市保健所はフグによる食中毒と判断。男性は現在も重症で入院中とのこと。

主な症状は口周辺のしびれと呼吸困難。
患者の状況からフグ毒「テトロドトキシン」によるものと判断されたとのことだが、この毒は青酸カリの1000倍以上の強さをもつといわれ、加熱や流水にさらすなどの処理では無毒化ができないのが特徴。

フグは種類によって毒を宿す部位が異なる。
部位ごとの毒の量も異なり、特に毒が集中している部位はわずかな量でも摂取することで死亡に至る可能性がある。

例えば高級食材として知られるトラフグは、厚生労働省によれば筋肉と皮、精巣が可食部位として認められているが、安全といえるものは各都道府県によって認められているフグ調理免許保持者が処理をしたものに限られる。
フグによる食中毒発生状況は、年間で約数十名の食中毒が発生し、数名が死亡している。

今までに見たことがない「ハイブリッドフグ」の驚異

ややこしいのは、各地で「よく知られていないフグ」が出現し始めていることだ。
近年海水温の上昇など様々な要因で魚の生息域が変化し、それぞれの地域で従来は見られなかった魚が確認されるようになってきているといわれる。
これはフグも同じで、東京湾では今年の春にトラフグの産卵が初めて確認されたというニュースが飛び込んできたことは記憶に新しい。

そればかりでなく、違うフグ同士の交雑による「ハイブリッドフグ」が見られるようになってきているという。
フグは種類ごとによって毒を持つ部位が異なるため、こうなると可食部位はプロでも判断ができない。
プロであれば「知らないフグ」は判別がつくが、素人には実質不可能。
フグ釣りは楽しいが、そもそも免許がなければフグの調理には手を出さないことだ。

1/2ページ

最終更新:2019/12/3(火) 18:04
ルアマガ+

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事