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GoProの「HERO8 Black」は、ユーザーにとって“必然”ともいえる進化を遂げている

2019/12/3(火) 12:09配信

WIRED.jp

GoProから新しいカメラが登場する季節がやってきた。木々の葉があちこちで色づき始め、人々が古びたセーターをクローゼットから取り出すようになれば、アクションカメラに最適なシーズンだ。そして、GoProの新製品「HERO8 Black」は、やはりこの時期に発売された。

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2019年の「HERO」は形状とサイズが一新され、レンズの長さが短くなった。また、マウントリングがビルトインされているため、わずらわしいフレームを使うことなく、GoProのカメラをヘルメットやハンドルに取り付けられるようになった。10年以上前に登場したHEROシリーズにおいて、初めて大幅な設計変更が行われたのだ。

HERO8からはフレームがなくなったことから、GoProは「モジュラー」と呼ばれるアクセサリーを提供している。それぞれのモジュラーは、ゴムのバンドをHERO8本体に巻きつけるようにして取り付ける。

GoProはHERO8の発売に合わせて3種類のモジュラーを発表した。ほかの機器を接続するために必要な各種ポートを備えた「メディアモジュラー」、外付けディスプレイの「ディスプレイモジュラー」、そしてLEDライトを備えた「ライトモジュラー」である。おそらくサードパーティーのメーカーもさまざまなアクセサリーをすぐにリリースして、HERO8の新たな活用方法を提案してくれることだろう。

フレームがついに不要に

HERO8は旧モデルの「HERO7」よりわずかに大きいが、手で持った感じはそれほど変わらない。フレームを取り付けたHERO7と比べれば、新しいHERO8のほうが小さいくらいだ。繰り返しになるが、HERO8ではフレームがいらなくなったのだ!

新しいフレームレスのデザインを見れば、なぜもっと早くからこのデザインに変更しなかったのかと思うことだろう。本体の底部には折りたたみ式のマウントリングがあり、使わないときは本体に格納できる。おかげで面倒な作業がかなり少なくなった。

ただし、バッテリーやメモリーカードの交換は、いまも手間取るかもしれない。どちらも本体の側面に新しく設けられたスペースに収納されているが、中はとても狭い。手が大きい人なら、小さなmicroSDカードの出し入れに苦労するだろう。それでもバッテリー交換のたびにフレームを取り外さなければならなかったときに比べれば、たいした作業ではない。

あまり嬉しくないトレードオフは、HDMIポートがなくなったことだ。HDMIポートを取り戻そうとすれば、複数の外部ポートを備えた標準アクセサリーのメディアモジュラーを取り付ける必要がある。価格は80ドル(日本では9,500円)だ。

レンズのデザインも一新され、レンズ収納部の形状が正方形に変更された。このため、いままで使っていたフィルターを取り付けることはできない。また残念なことに、レンズカヴァーも取り外しや交換ができなくなった。

GoProは2ミリ厚のゴリラガラスでカヴァーガラスを強化しているが、アクションカメラは過酷な状況で使われることが多い。HERO7の交換可能なレンズは、万一の破損に備えた保険のようなものだった。しかし、HERO8にはその“保険”がない。

GoProは、レンズと背面の両方を保護する強化ガラス製保護フィルムを20ドル(日本では2,500円)で提供している。HERO8を本来の用途、つまり過酷な条件で利用する人には、購入を強くお勧めしたい。

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最終更新:2019/12/3(火) 12:09
WIRED.jp

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