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【ヒットの法則72】5代目メルセデス・ベンツSクラス(W221型)は時代の先を行くハイテク安全装備を満載

2019/12/3(火) 18:34配信

Webモーターマガジン

今回も数多くのハイテクを満載、とくに安全性を重視

2005年、大きな注目を集める中、フランクフルトモーターショーでデビューした5代目メルセデス・ベンツSクラス(W221型)。そのワールドプレミアに先駆けてまず基本スペックや写真が公開されたが、それに続いて、新たに投入された技術的内容が明らかになった。少しずつ公開されるSクラスの驚異の全貌を振り返ってみよう。(以下の記事は、Motor Magazine 2005年9月号より)

【写真】インパネやハイテク装備を見る

これまでの新型発表時、必ずそうであったように、メルセデス・ベンツのシンボルであるSクラスには、今回も数多くのハイテクが搭載されている。とりわけこのモデルでは安全に関係する新機構が多いようである。

それを列記してみることにしよう。まずブレーキ・アシスト・プラスだが、このシステムはミリ波レーダーをクルマ前方に隈なく発射することによって先行車との距離、あるいは接近スピードを測定する。そして搭載されたコンピュータが衝突の危険があると判断すると、ブレーキ・アシスト・プラスは瞬時に働いて減速を行う。

それはたとえドライバーがブレーキペダルを踏むのを躊躇していても遂行される。メルセデスはこのシステムの搭載が追突事故の明らかな減少につながると信じている。同時にアダプティブ・ブレーキ・ライトも採用されるが、これはエマージェンシー・ブレーキの適用時にブレーキライトが点滅して後続車両に注意を促すものだ。

このブレーキ・アシスト・プラスはメルセデスがこれまでパイオニア的な役割をしてきたユニークな乗員保護システムであるPRE-SAFE(プリセーフ)と同調するように新たに設計された。すなわちブレーキによる減速加速度がある程度の数値を超えたり、スキッドを起こしそうになると、シートベルトを巻き上げシートサポート形状を膨らませ、さらに新たにサイドウインドウを閉めるプログラムも追加された。

また自動車間調整装置も改良されディストロニック・プラスとして再登場する。レーダーによって作動するこのシステムは、新たにスピードレンジを0から200km/hまでに設定された。これによって渋滞時のストップ・アンド・ゴーにおいても自動的に前車との定められた間隔を保ち、さらに前が停車すればこちらもブレーキを掛けて止まる。そして前車が発進すればこちちらも再スタートする。

このブレーキ・アシスト・プラスとディストロニック・プラスとのパッケージで提供されるのがパーキング・アシストである。このシステムはウルトラソニックに変わってレーダーセンサーが使われるために精度が格段に向上している。

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最終更新:2019/12/3(火) 18:34
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